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異なること

先日、おすすめしてもらったオリラジあっちゃんの動画「優れるな、異なれ」、とっても面白かった。異なるって、少数派になることって、結構怖い。だけど、異なることを突き詰めていったオリラジのストーリーはすごく勇気をもらえる。

そして、動画を見ながら思い出した。そういえば昔、同じような話をしてもらったことがあった。出向先でお世話になっていたMさんと会って近況報告をしていたとき「最近、改めて思ったことがあるの」と話してくれた話。

「人と同じことをしても、人と同じ価値しか出せない。人と違うことをするから自分だけの経験ができて、自分だけの価値が出せるようになるのね。」

そして、その自分だけの経験・価値をもつことを「ユニークネス」と自分は呼んでいると続けた。どういう文脈だったかはすっかり忘れてしまったのだけど、今でも、この話は私の心に残っている。

それはきっと、自分の今までのキャリアを肯定してもらったような気がして嬉しかったから。

改めて振り返ってみると、私は、多くの後輩が経験している会社の本丸の部署にまだ一度も配属されたことがなく、それが実はコンプレックスだったんだなあと思う。アウトサイダーなキャリアで大丈夫なんだろうか、前例がない変な(?)キャリアだよなあ…って。もちろん、ないものねだりであることも十分わかってる。私が経験させてもらったように、他の後輩も出向に行きたいという話もたくさん聞いた。だけど出向から戻ってきたけど特に急ぎの仕事もなくモヤモヤしてたというのもあって、自分が持ってないものが眩しく見えたんだろうな。

だからこそ、Mさんがユニークネスという言葉で教えてくれたことに、とっても勇気をもらった。みんなが経験してるなら、私は別のことを経験させてもらおうって、いい意味で開き直れたんだった。そして私だけが経験してきたことで、何か役立てるのであればそれはとっても意味があって嬉しいことなんだと。実際、私の経験が具体的にどう役に立ったのか自分ではよく分からないけど、まあきっと大丈夫。「自分のことは自分では分からない」って、オリラジのあっちゃんも言ってたし。

異なること、ユニークネス。今だって怖いけど、前よりは好きになれると思った。

*結果的に、この数年で自分にどれだけのことが出来たのか自信はないけど、仕事を通して、たくさんの人と出会えて、支えてもらっていることが自分にとって一番の財産なんだなと思う。本当に嬉しい。

…と書いていたら、ランダムでかけていたBGMが『糸』になった。泣ける。



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