天邪鬼元執事の足跡

 GW開催のフタハナは、残留者全員退場の戦い!やや過酷なルール設定ということで、普段のフタハナより少し真剣みを持った参加者が多そうに見えました。その分結託とかもあったりして少し色々あったようですが……知らない知らない!!全チャ見ないし!!

 というわけで、今回は129番、ツウィステ・ディアモンドを動かしておりました。天邪鬼な少年!ある程度の教養があるけど、別に他に特別なことも大してなし!う~ん、一般人~!!いつもこういうPCに収まってる気がします。何とも言えないね。

 余談というには重要な要素ですが、今回は立ち絵・アイコン・戦闘カットイン全て巫女瓜さん(@mi_kouri)に用意してもらいました。実はあっちと違ってぼくの方はどういうキャラやるかすら何も考えてなかったので、完全に巫女瓜さんの手癖存在を受け取りました。未知への期待と、手に馴染むかの不安を抱えて挑みます。

(5/8追記:巫女瓜さんの方で行われてた、メニュさんのログまとめが出現!直接ゲーム内での接点はありませんでしたが、是非ともご覧くださいませ)

(5/1登録開始~5/2本番開場後) ……まずは前座

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 開催前。特に周辺に人もいません。全チャ(futahana Ch)をあまり好まないので、あっちでのわいわいがメインの時間帯は静かにしていました。人との絡みをどう作っていくか、どう動かしていくか、先行きは不透明どころか完全未定。

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 実質0日目。まだ全体マップが移動ページ下に表示されてなかったこともあり、移動力とか食料に難があることもあって、大きな移動を控えて中央廃墟下の砂漠の中にある草原でえっちらおっちらモノをかき集めてました。とはいえ、草原なので大したものもなく、自転車操業って感じです。周りでは遠くの誰かが声すら聞こえない位置の誰かと話しているぐらいで、しばらく傍観……。

(5/3昼) ……最初の邂逅、通り魔と

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 ……傍観してたら襲われました。通り魔Aです。今回は最終日までただ生存してる人は死亡するルールなこともたぶん影響して、通り魔、多かったんじゃないでしょうか。そんな人たちの一人に襲われたわけですが、幸い、拾っていた装備の10コスト1倍率という安定択ワザを装備してたのと、被ダメ時弱回復+反射のアビリティ2種盛りが良く働いて、逆に返り討ちにしてしまいました。いけない子……!

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 その後の掛け合い。実は戦闘前・戦闘後にちゃんとやり取りをするのは、ここだけでした。

 実はここまで方向性が結構未定で、ぼくの悪い傾向なんですが、リアリティに寄せようとすると人は死んだら喋らないし殺人を犯したら冷静ではいられない……と、とにもかくにも融通が利かなくなりがちです。その点今回の相手がかなり都合がよくて、まず人じゃない妖怪の類らしいし、死んでも普通に喋ってくれるし、生き死にの戦いに生きてる相手なおかげでここがデスゲームっていう実感も与えられて……助かる~!なんて気の利く通り魔なんだろう、世界中の通り魔に見習ってほしい、そんな通り魔でした。

 余談ですが、このENo.14はその後復活してこの記事のここを書いてる5/7 0:44時点で残りFlower2、8Killみたいですね。え怖。キルトップぶっちぎりじゃん。序盤でよかった。ここで勝ったおかげで、ぼくもちょっとパワーを持つことに憧れ、以後合成の理解を深めようと試行錯誤するきっかけにもなってます。全然余談じゃない。重要でした。

(5/3夜) ……人嫌いへの嫌がらせ

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 マップ中央の廃墟で先の戦いを回復するための薬箱と、装備の調達。そこで手に入れたゴミ収集車を装備して、食料確保に草原横の雪山へ。すると、そこには人嫌いの付喪神さんが!人を避けるムーブ、強情な感じ、近しいものを感じる!ので、ちょっかいかけました。こういうことをぼくはします。やりすぎるとマジメと不真面目の切り替えが出来なくなるのですが、幸い、今回はお相手がちょうどよかったです。程よく流し、でも関心は示してもらえ、譲歩もしてくれる……おかげで、最初からやろうと思ってた天邪鬼な感じを出せました。嬉しいね。

 通り魔には合いましたが、幸い、回復でHPはあまり変わらず反撃ダメージで逆に追い返すことに成功。Hideを今回使ってないので、結構狙われます。ごもっとも。

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 こちらは、実際のトレード時のやり取り。どっちもどっちなんですよね、どっちも自分が上だと思ってる感じだし、意地を張って、でも人と関わってたいという感じがにじみ出てるの。同族嫌悪を被ったシンパシーですね。

(5/4昼) ……戻ってきた人嫌い……と、因果応報

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 また彼が戻ってきたので、相も変わらずの対応をしようと思いましたが……今度は少し状況が違います。人嫌いの彼が……赤の他人(赤⇒はその人への会話です)と交換!?これは見過ごせません。こちらも負けじと、沢山のカルビ肉を見せびらかす……のですが。

 ちょうどその場に居合わせた食料泥棒に狙われました。これぞまさしく因果応報。本当は泥棒がHideを解いていたりして戦える感じなら、腕試しも兼ねて仕掛けようと思ったのですが……物事そう上手くはいきません。結局、彼はカルビ肉を二つ奪われただけとなったのでした。めでたしめでたし。

(5/4昼~夜) ……頼りない幸運の神

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 ……ああ!大事なやり取りに限って、ログが取れない!先のぼやきに話しかけてきた推定女の子(その時はパーソナルデータが無かった)のフェリシテちゃん、話を聞けば幸運の神の化身だとか。ハハハ、そんな馬鹿な。

(5/8追記:フェリシテちゃんPLの御座布団さん( @gozabuton )が、ログを取ってくれていました!よかった!嬉しい!)

 彼は人を小馬鹿にしてる嫌味なやつなので、純朴そうで言うことだけ大げさな女の子なんてほっておきません。ボロを突いていじめました。そうしたら意外にも、納得されて君は聡いと褒められる始末。こういう人間に真っすぐな誉め言葉は刺さります。

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 先の会話からフェリシテちゃんが立ち去った後、すぐに追っての連絡がきます。デスゲームでずいぶんと緊張感に欠ける彼女に、とにかく辛辣な言葉をぶつけていきます。ひどいですね。でも、タフな彼女は何か伝えたいことがあるようで……

 事件は、この後起きました。時間は深夜帯でやりとりにはいったんの中断が入り、ひとまずの休憩。

(5/4深夜) ……三度の邂逅

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 これは関係ない茶番。相手が反応に困っているのを見るのがぼくは大好きかもしれません。天丼も好きです。

(5/5昼) ……決意と死

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 裏でまたもや通り魔に会いました。フェリシテちゃんは全く知りません。まさか、決闘相手が既に死んでるとは思ってもみなかったでしょう。少年は意地っ張りなので、決闘をとても受けられない有様になってるとは言わなかったし、なんなら意気揚々とやってくる彼女の思惑が崩れていいな、なんてことを考えていました。悪い子。

 後で知ったんですが、フェリシテちゃんはほぼ装備無しのファイナルラストエンド(稀に致命傷を与える)なので、たぶん相性読みして後は運というロマン砲で戦うつもりだったんだと思います。すごいロマンチック。機会すら破壊してしまったけど。

(5/5夕~) ……案じる声

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 散々ちょっかいをかけていたおかげか、気にして人嫌いの付喪神がやってきてくれました。嬉しいね。ククク……もちろん素直じゃないので、強情に返していきます。

 実は対話の回数で言うと、一番多いのはこのお兄さんです。不思議な縁……っていうと仕掛けに行ったのはぼくの方ですけど、度々あの雪山周辺に戻ってきてたりして、会う回数はとにかく多かったです。好きなんですか?

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 もう一人、気にして連絡をくれた人(?)が。彼女はどっちかというとそういう救済で動いてる人みたいで、ここまでの縁はまるでなかった相手です。

 ただ偶然と言うべきか、彼女はフェリシテちゃんのことを知ってる数少ない人の一人だったみたいです。意外な、縁!頼りない彼女のことを託せれば……なんてことを考えたりもしましたが、そこまで都合よくはいかなかったようです。

(5/5 21時) ……別れの時刻

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 気付いてないまま、戦闘を仕掛けようとして、仕掛けられないフェリシテちゃん。事態が呑み込めずうろたえるのはかわいいね。でもそのまま気付くまで放っておくとあまりにも気の毒なので、カミングアウト。

 死体漁りしてもいいよのつもりで座標まで伝えたんですが、Flowerになったら死体漁りとか出来ないんですかね。それとも、やらなかっただけなのか……すべては謎のまま。

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 こうして、少年は花畑になりました。雪原にひっそりと、シャガの花が咲いていて……これで、終わり。

(5/6夜) ……幸運

 ……と思っていたところに、仕様アップデートが入りました。え?ウソ!じゃあ……送っちゃおっかな~!!死人からのプレゼント!あんまり何という何もしてあげられてないし……

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 これで、正真正銘のお別れです。彼女は生還者の名前に名を連ね、そしてまた、自分に課せられた宿命から逃れ得たようです。嫌なことを言って非難しつつも彼女の純粋さを案じてしまった少年は、幸運にも最期に素直な行いに辿り着けたようです。

 何気に、バディも組まずに花畑になったので、仕様を考えたらややインチキです。でも……まあ、それも含めて、幸運が味方してくれていたんでしょう。

振り返り

 フタハナってゲームは、大きな流れとかがあったり、派手ですごいことをやる人がたくさんいたりする、すごい"力"が集まるゲームです。でも、そういう奔流の中にいる人達だけじゃなく、目立たないけど細やかにでも、生きようと挑む人達が戦っています。そんな中で、自分のPCが誰かと縁を掴み、何かをして、そしてどうあれ去る。そういうのがこのゲームで得られる、一番得難いものだなと改めて感じた回でした。

 今回はきっかけがあってすぐ退場の道を選んでしまったけれど、これには「どこまで引っ張れるかどうか」で不安になってしまったというのも一因があり、少しずつ良くしていきたいと思っているところです。今回は色んな幸運が味方してくれましたが、でも、少しずつ自分自身でもPC達を魅力的に見せられるように上手くなっていきたいですね。

 フタハナ、まだ戦いは続いていますが……ともかく、お疲れ様でした!

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