初風俗レポ

僕は今日、初めての風俗に行った。
何時間も吟味して選びに選んだ結果今回のYちゃんに辿り着いた。
店で番号を呼ばれるまでの数分間これまでにないくらいドキドキしたと思う。
体感5分くらい経ったであろうか、ついに自分の番号が呼ばれた。
待っていたのは写真とは違うがピアスが似合っているとても可愛い女の子だった。
身体を洗う工程から始まるその刹那、彼女はおもむろに自分の服を脱ぎ出し恥じらうそぶりもないまま裸になったのだ。
ムード厨の僕は驚きが隠せなかった。
まあいいか、そう思いつついやらしい手つきで身体を洗われ、自分は男の中の男なんだと言わんばかりに聖剣エクスカリバーが主張を始めた。
その後ベッドへ行き、まずはトークで仲良くなろうと思い同い年という共通点から一気に会話が盛り上がり、おじさん客の愚痴まで話してもらってとても楽しかった。
ここで僕の中に疑問が思い浮かぶ、何で僕たちは裸なのか?と。
そんなことは置いておいて、何のためにここに来たのかをもう一度考え直し僕は猿になった。
一通り終わった後 口でしてほしいと言い彼女は即答でいいよと言ってくれた。
口でしてもらっている時鏡越しにその姿を見てしまった。
ああ、所詮仕事、タスクをこなしているだけなんだと思った瞬間僕の聖剣エクスカリバーはおやつカルパスになっていた。
ここで僕は性行為に対する概念を必死に考えた。
結論 お互いに愛がないと成立しない、この考えに行き着いた。
「なあ、俺って間違ってるのか?自慢の聖剣エクスカリバー」
僕は僕が一番信頼している彼に問うてみた。
そうすると彼は「やっと気づいたか。俺は快楽のための道具じゃない、たった1人愛する女を守る為に使うんだ。わかったか兄弟」と言われ思わずYちゃんをほったらかして大泣きしてしまった。
「どうしたの?」Yちゃんは僕に聞く。
「何でもないよ、やるべきことができた。」そう言った後にタイムリミットが来てしまった。
今日はごめん、このエクスカリバーは君を守る為に使うことにしたよ。こんな事を言ってしまってはドン引きされるに違いない。
僕は色々言いたい事をグッと堪えて「さようなら、また来るよ。」それだけ伝えて部屋を後にした。
それからというもの、毎週末18000円払って50分間Yちゃんを守ることに成功している。
「エクスカリバー、こういうことだな!」それを聞いた彼は「兄弟、この50分間だけはお前が真の男だ!」ようやく彼と分かり合えたのだ。
風俗という場でこんなドラマが起きるとは思ってもみなかった、ようやく僕の人生に生きがいが生まれ、やるべき事を見つけたんだ、ありがとう。



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