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悪いことをすると、脳が壊れる

自分に嘘をつくことの脳への影響

こんにちは、みなさん。今日は、少し大脳生理学に触れながら、嘘をつくことが脳にどのような影響を及ぼすのかについてお話ししたいと思います。当然、うつ病や精神障害の原因にもなりますので、“そうじゃない”人もこの記事を読んでみてください。

まず、私たち人間には、悪いことをしてはいけない、人を殺してはいけない、といった基本的な善悪の判断が先天的に備わっています。この「善悪のリミッター」は、大脳生理学的に見ても非常に重要な役割を果たしています。しかし、このリミッターに負荷をかける行為、つまり「自分に嘘をつくこと」は、脳にとって大きなストレスをもたらすのです。

たとえば、こんなエピソードがあります。友人の佐藤君が、ある日突然「今日からベジタリアンになる!」と宣言しました。健康志向の彼にしては、特に驚くことでもなかったのですが、数日後に彼を焼肉屋で見かけました。「おい、佐藤君、ベジタリアンじゃなかったのか?」と聞くと、彼は少し恥ずかしそうに「これは例外だ」と言いました。

この「例外だ」という言い訳は、自分に対して嘘をついている典型的な例です。脳はこの瞬間、「自分はベジタリアンだ」という信念と「焼肉を食べる」という行為との間で葛藤を生じさせます。このような矛盾は、脳全体にストレスをかけ、善悪を判断するリミッターに負荷をかけます。その結果、脳細胞が損傷し、脳の疲労を引き起こします。

脳が疲弊すると、判断力が鈍ったり、判断が遅れたりすることが多くなります。これが続くと、私たちの日常生活にも悪影響を及ぼすことは明白です。だからこそ、自分に嘘をつかず、誠実に生きることが脳の健康にとっても重要なのです。

しかし、ここで一つ気をつけなければならない点があります。それは、すべての人が同じように善悪のリミッターを持っているわけではないということです。何らかの精神障害や先天的な発達障害により、このリミッターが正常に機能しない人もいます。だからこそ、付き合う人をよく見極めることが大切です。そして、自分自身がそのような特性を持っているかもしれない場合は、それを受け入れ、適切に対処することも必要です。

最後に、佐藤君はどうなったかというと、彼は結局、ベジタリアンを諦めて「時々野菜を食べる肉好き」に落ち着きました。彼もまた、自分に正直に生きることの重要性を学んだのでしょう。

皆さんも、自分に嘘をつかず、脳に優しい生活を心がけてくださいね。それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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