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トレード人生っていうのは、自分が何になりたいかじゃない。誰に必要とされているかなんだ


少しだけ自分のトレード人生を振り返ってみると、意外とうまくいったことが多かったんじゃないかなと思います。なぜだろうと考えたとき、一つの答えにたどり着きました。

それは、実はあんまり好きじゃなかったから。

子どもの頃から投資や株式に興味があったわけではありませんでした。むしろ、華やかなトレードの世界よりも、地味で堅実な生活が好みでした。でも、ただただ貧乏から抜け出したかった。家族を助けたかっただけだったんです。

「トレード」に心の底から惚れ込んでいたわけではない。でも、それがかえって良かったのかもしれません。

最初は、株式投資もFXトレードも「不得意だな」と感じることから始まりました。でも、真剣に取り組んでいると、「全然いやじゃないな」と思えるようになってきたんです。少しずつ、苦手なことができるようになってきました。

逆に言うと、人は嫌なことに取り組んでいると進歩する。運の神様は、もがき苦しみながら不得意なものに挑んでいる人に優しいみたいです。僕の場合も、苦手なことの中に運は転がっていました。

どんな仕事でも同じことが言えるのではないでしょうか。たとえば、憧れのトレード会社に入っても、最初は雑用ばかりを命じられることがあります。それでも、そこで「こんな雑用をするためにこの会社に入ったんじゃない」と思ってしまうと、運の到達は遅れます。

無駄なことをするのを嫌がらないかどうか。それでその人の将来がわかってしまう。「いやだな」と思う人は、たとえその会社で偉くなっても、「なんでもっと上の地位じゃないんだ」と不満に思うでしょう。「いやじゃないな」と思う人は、どんなことでも積極的に取り組むので、どんどん仕事ができるようになるんです。

その時の損得ではなく、自分の目の前にやってきたことを精いっぱいこなしていく人に、運は近づいてくる。

僕がトレードの世界に入るきっかけを作った恩師も、「人生っていうのは、自分が何になりたいかじゃない。誰に必要とされているかなんだ」と教えてくれました。

恩師の言葉を胸に、僕もまたトレードの世界で人々に必要とされる存在でありたいと思います。

結局、目の前にやってきた大事な「ご縁」をないがしろにせず、ただひたすら精いっぱいやったときに運はたまるのです。自分の損得に鈍い、少しボーっとしている人こそが、成功に近づく。

「何になりたいかではなく、誰に必要とされているか」。ご縁を大切にし、目の前にやってきたことにひたすら取り組む人でありたい。

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