~1冊出版しただけで出版代行のご依頼をいただけました~『Kindle出版代行』徹底解説
はじめまして。こーさくです。
私のnote記事をご覧いただきありがとうございます。
この記事では「~1冊出版しただけで出版代行のご依頼いただけた方法」を徹底解説します。
「え?たった1冊?」
「そんな経験が浅くて出版代行なんてできるの?」
そう思われる方もいるかもしれません。
私は2024年4月に執筆を開始。
同年7月に「やりたいことができる人生に」を初出版。
私の書籍は以上です。
そうです。たった1冊しか自分の本を出版していないのです。
しかし逆を返せば、Kindle本を1冊でも書いたことがある人は出版代行ができてしまうということです。(代行するために必要なノウハウはもちろんありますが。)
そうして私は「住吉 望」さんの本を代行・編集者として手掛けることができました。
住吉さんの紹介はこちら
✓会員1500人超オンラインサロンを運営するカット講師
✓インスタフォロワー3.8万人
この通り、ものすごい方の代行を担当できてしまいました。
【書籍はこちら】
このnote記事では私がとんでもないクライアントさんの出版代行をすることができた経緯について包み隠さずお話します。
そしてこのnote記事は
✓Kindle出版はしたが、思ったほど印税が入れない。
✓横展開をしたいと考えている。
✓やりがいのある副業がしたい。
こんな方にぜひ読んでいただきたいです。
1冊出版だけで「出版代行」を受注したその極意をお伝えします。
1.なぜ副業を始めたのか
・やりがいを求めて始めた副業
まず初めになぜ私が副業を始めたのか?
それは「やりがいのある仕事をしたい」と思ったからです。
私の本業は教員で、働き始めて9年目になります。
最初は憧れの職業でしたし、やりがいをもって働いていました。
しかし、中堅になるにつれて
✓150時間という過労死ラインを超える時間外勤務
✓年々増える仕事量と責任
✓いくら仕事をこなしても評価されない(給料が上がらない)
✓仕事量に対して割に合わない給料
✓出世した未来が全くワクワクしない
そんな教員としての働き方に疑問を感じるようになりました。
「あと30年、教員を続けられるのだろうか?」
「他にやりがいを感じられる仕事はないのだろうか?」
など、ずっとモヤモヤしながら働いていました。
そんな時、あるきっかけで副業「Kindle出版」を始めることに。
きっかけについては私の書籍にて詳しくお話しています。
ぜひ私の書籍も読んでいただけると嬉しいです。
次はなぜKindle出版を始めるようになったかをお話します。
・Kindle出版がゴールではなかった
Kindle出版がどのような副業なのか簡単にご説明します。
✓Amazonが展開する電子書籍出版サービス
✓誰でも出版することができ、初期費用は0円
✓「本が購入される」または「Kindle Umlimitedユーザーが読んだページ数」に応じて印税が入る
すばらしいシステムですよね。
Kindle出版を通して「自分の本を一度は書きたい」「印税で副収入を得たい」と考えている方も多いかと思います。
しかし私にとっては本を出すことがゴールではありませんでした。
私が副業を始めた理由は「やりがいを感じたい!」だったからです。
「出版することにやりがいはない」と言いたいわけではありません。
私は「自分の成果やサービスが誰かに必要とされ、直接的に感謝されて報酬をいただく」ことにやりがいがあると考えていたのです。
そういった成果報酬型の仕事がしたいと思っていました。
そのため私の1冊目は「出版すること」や「印税で稼ぐこと」が目的ではなく、「私の本を読んで、副業をチャレンジしたい人をサポートする仕事を始める」ことが目的でした。
私と同じように本業の働き方に悩む人の役に立ちたい。
そう思い、出版する本の中に「副業相談」や「出版サポート」などの商品紹介を載せていました。
1冊目ですよ?今思うとなかなかチャレンジャーですよね。
・横展開に苦戦
「副業を開始したい人の役に立ちたい」
とは言うものの私には魅力ある副業を紹介することができませんでした。
なぜなら自分に実績や商品がなかったから。
私と同じように、横展開ができないと思っている人のほとんどは「自分には商品がない」と思っているのではないでしょうか?
「商品を作りたい。」
「商品を作ってから出版するべきか。」
そう何度も思い悩んでいました。
メンターからは
「1冊出版すれば見える世界が変わるよ。」
そう言われましたが、当時の私には理解できず。
相談した結果、これしかないという形で「初心者向け出版サポート」を行うということにしました。
出版サポートとは、内容の考案や文章添削、出版手続きの補助など出版に関するトータルサービスです。
「自分が経験したことを誰かに教える。」それが当時の私ができる唯一の横展開でした。
2.出版代行をご依頼いただくまでの経緯
・美容室でカットしている間に成約
「出版代行」を受注できたのは、なんと自分の出版初日。
出版初日に美容室の予約を入れていました。
私は大学生の時から10年以上、ある美容師さんにカットしてもらっています。
この10年以上カットしていただいていた美容師さんというのが、今回の出版代行のご依頼をいただいた「住吉さん」です。
長年のお付き合いだったため、カットをしてもらっている間に「やりがいのある仕事がしたいこと」「そのためにKindle出版を始めたこと」など全てを打ち明けました。
また、以前から住吉さんがオンラインビジネスをしていることを知っていたため、詳しく話を聞きたいと思い入店しました。
「どんなビジネスなんですか?」
「集客はどうされているのですか?」
ビジネスとは無縁だった私。
しかし副業を始めたことで、カット中に話す内容がこれまでとは違っていました。
住吉さんの話を聞けば聞くほど、ビジネスにかける想いやこれまでの経緯に衝撃を受けました。
住吉さんのマインドや経験はものすごい価値がある。
住吉さんの本を作りたい。
そう思いました。
「今のお話を本にしませんか?」
「ビジネス拡大やブランディングにもなるかと思います」
そう提案しました。
しかし提案してから気づきました。
(住吉さんは執筆している時間なんて明らかにない。)
そう頭の中で考え、執筆を本人が行う「出版サポート」の提案はナンセンス。
そこで出版サポートではなく、出版代行の提案をしました。
「インタビューに答えてもらうだけで本にします。」
「手間は取らせません。」
「ぼくのやりがいのためにもお願いします。」
すると住吉さんからOKいただきました。
今思い返すと私は、いすに座ってカットしてもらっている状況。
いつもの会話の延長線上で出版代行が成約しました。
「営業」や「セールス」をしたという感覚は全くありませんでした。
3.出版代行をご依頼いただくために必要な5つのポイント
・「オフライン」で「関係性のある」人へ
今回の私の体験から「出版代行のご依頼をいただくために必要な5つのポイント」をお話します。
実績がなく、これから始めたい人に向けてになりますのでご了承ください。
1つ目は「オフラインで関係性のある方へ」です。
どのビジネスでもそうですが実績のない中、オンラインという大海原で勝負するのは遭難すること必須です。
誰にも見つけてもらえずに野垂れタヒぬでしよう。
そのため、まずは「オフライン」でご依頼いただけそうな方を探すことを強くお勧めします。
「会ったこともない、顔も知らない、実績もない人」に仕事をお願いしたい人はいません。
直接会ったことがある人に声をかけてみることが重要です。
私も最近では「フリーランス交流会」や「講演会」などに参加し、オフラインで人に会う機会を大切にしています。
しかしいくらオフラインだと言っても「今までに関係性のなかった人」からお仕事をいただくことはハードルが高いです。
つまり「もうすでにあなたのことを知っている」「何年か付き合いがある」「あなたが悪い人ではなく信用できる人だと認識されている」など関係性のある人へ声をかけてみることを強くお勧めします。
・ビジネスされている方へ
次に「ビジネスをもっている」方へあたってみましょう。
なぜビジネスをもっていることが重要なのか?
それは「出版することでビジネスの集客導線になりますよ」という提案ができるからです。
確かに出版するだけでも「ブランディング」になったり「印税」がクライアントさんに入るなど利点はあります。
しかしそれは出版がゴールになっていますよね。
確かにそれでも良いのですが、私は出版したその先にあるベネフィット(長期的な価値)をクライアントさんに提案できる方が強いと考えています。
その点を踏まえると
「クライアントさんがビジネスを持っている」→「そのビジネスのターゲットを意識した本にする」→「本の中でビジネスにつながる内容にする」
この流れで本を作成することで、自然と「ターゲット」や「本のベネフィット」が決まります。
「どんなテーマで書くか迷う」
「誰に向けた本にしたいかわからない」
こういった悩みが出ることもありません。
何より、クライアントさんにとって本を出すことがゴールではなくなり、「本を出版してビジネスを加速させること」が目的になるのです。
このようにクライアントさんがビジネスをもっていれば、出版することがより魅力的に感じてもらえるようになります。
・忙しくて時間のない経営者の方へ
出版代行は「忙しくて時間のない方」におススメです。
そもそも出版代行の魅力は「手間がかからない」ことにあります。
これは全面的にアピールできるポイントです。
「時間を買えるならお金を使ってもいい」
「自分では執筆できないが、出版してみたいと思っていた」
そんな方にうってつけです。
これを踏まえると
✓時間がある専業主婦
✓余剰資金のない会社員・公務員
✓軌道に乗っていないフリーランス
これらの方々は対象から外れます。
分かりやすくいってしまうと「経営者」一択です。
これは先述した「ビジネスをもっている」にもつながりますが、やはり経営者の方の特徴として
✓自分のビジネスを拡大したいと思っている
✓ブランディングや権威性がほしい
✓集客導線を増やしたい
と考えていらっしゃるため、単純な「本を出して印税がほしい」とは訳が違います。
そして経営者の方はお忙しいので自分で執筆している時間はありません。
そこに訴求するのです。
出版代行の強みである「丸投げ」で本が出せるなら出版してみたいと思っている経営者の方は必ずいらっしゃいます。
そうすればあなたにとっても、経営者にとっても、出版代行してできた本を読む読者にとってもメリットがありますよね。
まさに三方よしです。
【超重要】なぜ出版代行に力を入れているのか?自分の想いを伝える
ここで一番重要な話をします。
なぜ出版代行に力を入れているのか?その想いをクライアントさんに必ず伝えるようにしましょう。
なんなら出版代行の魅了や利点、ベネフィットは後回しでいいくらいです。
なぜ自分の想いを伝えることが重要なのか?
それはあなたの商品にどんな魅力があるか以上に「どんな人から買うか」が最重要だからです。
あなたの存在自体が商品なのです。
「なんだか怪しい人」
「お金儲けしか考えていない人」
こんな人から商品を買いたいでしょうか?
まずは自分自身が「どういう想いで商品を提供したいか」を伝えることが重要です。
私の場合「自分が必要とされ、やりがいを感じたい」「あなたの役に立ちたい」「出版代行を通してあなたから学び自分自身が成長したい」という想いを伝えています。
そうして「この人にならお願いしたい」と思ってもらえることが重要なのです。
セールスで有名な方から「人の心が動いた時に商品は売れる」と教わりました。
オンラインがこれだけ普及した現代では、商品やサービスは世の中に溢れています。
そんな中から「あなたにお願いしたい」「あなたから買いたい」と思ってもらえるには、あなた自身の魅力や想いを伝えることが大切です。
「興味あったら声をかけてください」くらいの温度感
私は営業やセールスが苦手です。
最近では営業やセールスの概念が少し変わってきましたが、それでも得意ではありません。
そのため、あまり強く訴求することに抵抗があります。
というか押し売りは大体の場合、失敗すると思っているためやりません。
自然な流れで
「出版業やってるんですよ~」
「自分はこんな想いでやっているんですよねー」
「○○さんが出版したら興味もつ人多いと思いますよー」
「興味あったらまた声かけてください~」
これくらいです。
そうすると後から連絡いただけたこともあります。
セールスや営業をガチでやっている人からすれば怒られるかもしれません。
しかし、それくらいの肩肘張らない会話の方が私には向いていました。
4.出版代行の手順
・事前確認打ち合わせ
まず出版代行にはいくつか種類があります。
✓インタビュー(音声録音)をして書籍にする
✓noteや記事などすでにあるコンテンツを書籍にする
今回はインタビューから書籍にする方法についてお話します。
本の種類として
✓対談本
✓一人語り
の2種類があります。
対談本は2人の会話がそのまま文章になったものです。
1人語りは会話形式ではなく、物語形式で書かれているいわゆる一般的な書籍です。
インタビューでの代行の場合、正直「対談形式」の方が文字起こしした文書をそのまま使えるため非常に楽です。
どちらがよいか最初にクライアントさんに確認をしましょう。
出版するのが初めてであったり、Kindle(電子書籍)をあまり詳しくない方は基本、「一人語り」のイメージでいると覚悟しておきましょう。
そして事前確認の段階で
✓1人称の表現(私、ぼく)
✓「ですます調」なのか
✓「横書き・縦書き」どちらがよいか
についても確認しておくと、後々修正が少なくて済みます。
その後、クライアントさんの出版したい本のイメージから情報収集します。
✓何を伝えたいか?
✓本を通してつなげたい商品はあるのか?
✓どんなターゲットに届けたいか?
✓ターゲットは何を求めているのか?
✓読者は何を得られるのか?(ベネフィットは何か?)
このあたりはKindle本を出版したことがある方であれば、ご自身の書籍で意識されているかと思うため大丈夫かと思います。
これらが決定した後、構成を考えて大見出しと小見出しをクライアントさんと相談しながら決めていきます。
大見出し、小見出しまで決まれば事前確認はOKです。
この事前確認が曖昧だと、後から認識のズレが起きてターゲットが違ったり、ベネフィットが変わったりしてしまうため入念に確認しましょう。
私は事前確認を大体1~2時間かけて行っていました。(事前確認でその日の打ち合わせを終えて次回からインタビュー開始のイメージです。)
・インタビュー収録
インタビュー収録前にクライアントさんへ伝えておいた方がよいポイントがあります。
それは「より具体的にお話していただくこと」です。
なぜなら音声→文字起こしをする際に、後から量や文言を減らすことはできても、増やすことはできないからです。
例えば「私は不登校でした。しかし2年後には登校できるようになりました」と話が進んだとします。
これでは「なぜ不登校になったか?」や「どうやって登校できるようになったのか?」などがわかりません。
このようにインタビュー中は「疑問に思ったこと」「専門的な言葉」はどんどん質問しましょう。
そうすればあとで文章化した時に、「これでは読者に伝わりづらい」ということを回避できます。
質問をどれだけしても、自分の音声(言葉)はあとで消せるため、あまり気にしなくてOK。
これにより、音声録音することで「メモ」を取る必要がまったくなく、インタビューに集中することができます。
やはりインタビューはクライアントさんに自然体でお話していただくために、普段会話しているように進めていけるのがベストです。
むしろ「疑問に思うところはないか?」「深掘りすべきところは?」などを考えてインタビューしているためメモを取る余裕は私にはありません(笑)
何よりもクライアントさんの目を見て話を聞くことが大事です。
・音声→文字起こし→文章化
ここからはインタビューしたものをボイスメモに収録したあとの流れをご説明します。
①ボイスメモ(インタビュー音源)がMP4の場合、無料の「ファイルコンバータ」を使用してMP3に変換
これはMP3に変換できるサイトやアプリが他にもあればそちらでもOKです。
なぜMP3にする必要があるかというと、次に使うCLOVA NOTEがMP3しか対応していないためです。
②MP3に変換したインタビュー音源をCLOVA NOTEを使って文字起こし
CLOVA NOTEは非常に便利で「えーと」「あー」などの無意味な言葉は自動で削除して文字起こししてくれます。
また「会議」や「インタビュー」など場面に応じた文字起こし機能もあります。
私はインタビューをいつも選択します。
文字起こしできた文章はWordなどで保存することができます。
③「文字起こし」した文章を整える
出版代行の本の種類には「対談本」と「一人語り」がありました。
「対談本」の場合、クライアントさんのお話とともにインタビュアーである自分自身の言葉も残しておけるため、非常に楽です。
さて問題は「一人語り」です。
文字起こしされた文章はインタビュー形式のため、著者(クライアントさんん)の一人語りにする必要があります。
これがかなり大変な作業のため、この部分だけをココナラなどで外注するのも1つの手でしょう。
この①~③の流れでほぼほぼ1冊書き終えることができます。
あとはクライアントさんに文章の確認をしてもらいましょう。
できるだけ早い段階で修正したい箇所は共有しておいた方がよいため、1章ごとに文章チェックをしてもらうとよいかと思います。
5.まとめ
「~1冊出版しただけで出版代行のご依頼いただけた方法」はいかがだったでしょうか?
このnote記事では
✓今回は代行案件を受注するために必要なこと
✓インタビューから文字起こしを効率よく行う方法。
✓1人語りの文章へと原稿作成するノウハウ。
✓出版代行で気をつけるべき確認事項
などについてお示ししました。
この記事を通して、出版代行に挑戦してみたいという方がいれば幸いです。
私は出版代行を通して、クライアントさんとの大切な「つながり」をもつことができました。
出版代行を通して、クライアントさんの必要としている成果を出すことで喜んでいただける。
そんな喜びを味わえる「出版代行」という仕事に私はとても魅力を感じています。
これからもクライアントさんや人との関わりを大切にしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お願い
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