ドギラゴンの書が発売されてデッキを考える
余談
友人と2つの書について「1週間切っても内容が出てないのやばない?」と話してたんですが案の定でしたね。右下のレアリティ表記のヨコにあるカード種類が21で「ああ…」と思ってはいたのですか。
一応補足しておくと新規やテーマに不満があるとかではなく新規から推測できるデッキ構成で嫌な予感がしたという話です。
発表されたら案の定炎上、デッキ内容的には3000円くらいが適正なのではと思いました。デッキ,スリーブ,本タイプのデッキケース(?)で合計5000円なんです、そう考えるとやっぱデッキ自体は3000円では…?
とはいえ店視点だとデッキ内容が5000円という前提の値段付けになんですよ。ボスカツは発売日当日1700円くらいで売られていました。今はネット販売で1200円程度まで下がってますね。
そもそも使いたいから買うのであって儲けたいから買うのではないんですよ。それでも購買意欲そそられないのが今作なんですがね。
炎上要因
色々あり燃えているわけですが燃えた要因は思いつくだけで3つほどあります。
炎上とは不満が蓄積して爆発する現象なので要因が多ければ多いほど燃えます、わかりやすいのが「アサクリ弥助騒動」と「パリ五輪」です。なんならこの二つはどちらもフランス関係なので余計に燃えています。黒人差別にはうるさいのにアジア人,文化は軽視、はっきりわかんだね。
1.新規収録種類や枚数
同時に発売された「ジョニーの書」では5種の新規が発表されました。
一方「ドギラゴンの書」では4種の新規が発表されました。
ドギラゴンのほうが1種少ないですが、こんなこと同時発売の常で大した問題ではありません。
問題は収録枚数です。
ジョニー新規は左から4,4,3,3,3とデッキを買えば左2つは揃うし後の3枚はシングルで1枚ずつ買えば4枚揃います。
それではドギラゴンはどうでしょう、左から4,4,2,3です。これだけ聞くと2つ買えばよくね?という人もいると思いますがこのデッキ5000円です。《ボスカツ》1枚1200円を2枚と《王道ドギラゴン》1枚700円を買って4枚揃いますが3000円使うことになります。
8000円ですよ、レジェンドスーパーデッキと大差ないやんけ。
ボスカツのカードパワーの高さはデュエマに限らずカードゲームを触っていればわかると思います。そんなやつが2枚しか収録されてないのはいかんでしょ。3枚ならもう少し値段も抑えられ、揃えやすかったと思います。逆に2枚だから値段がついてるという見解もあるようです、物は言いよう。
2.デッキ構成
目次の下に載せたデッキリストを再度載せます、小さめなのでよく見たい人は上で確認してください。
デュエマしてる人なら思ったはずです。
あれ?単色少なくね?
敗走です。少ないです。終わりです。デッキの体をなしてないと思います。公式曰くドギラゴン超と組み合わせるようにとのことですが、それでどうこうなるのかなと…。
参考までに4c邪王門と5cネバーのリストと内訳を載せておきます。
環境で活躍した上記2デッキはかなりシビアな色配分を要求されていました。どちらのデッキも《デドダム》を採用していることから彼を構成する青黒緑に比重を置いてデッキを組んでいるのがよくわかります。
「ドギラゴンの書」はどうでしょう。
このデッキの初動は《ハムカツマン》《カツえもん》《ノメノン》の計10枚です(ドルガンも含まれますが扱い方がわからないので除外)。彼らに共通する色は火文明です。それなので必然的に赤の採用枚数が一番多くなるのは理解できます。赤37枚です。
次に3体の中で唯一2色獣のハムカツマンの色に緑があります。緑の枚数は17枚内単色は1枚《次元の霊峰》のみです。後攻3tまでに緑は2.2枚引ける確率になります。先行だと3tまでに1.9枚です。不穏。
他2体の共通である青は9枚。先行3tでは1.6枚、後攻1.8枚の計算になります。青単色カードはないです。
カツえもんの3色目である白は16枚。流石に3tまでに2枚以上引ける計算になります。でも青必要だし、カツえもんを3t目に立ててもこのデッキでやれることあるんですかね。
書がどれだけデッキじゃないのかがよくわかります。ボスカツだけ採用されていたならバスターやノヴァから踏み倒すカード程度の認識で終わったのですが《イーヴィルヒート》も採用されてるんですよね、それで黒4枚です。出ないでしょイーヴィル。
デッキじゃなくて拡張パックみたいな内容だなとデッキリスト公開時に思いました。あまりにも何がしたいのかわからない。買ってすぐ遊べるようなデッキじゃないです。
基盤ボロボロなのに色配分目的でもなく数合わせのために採用されたような《ブリキン将軍》《メガブレード》《ホーリーグレイス》《ハヤブサマル》《レジェドギ》《ドギラゴールデン》が火に油を注いでいるなとSNSや某掲示板を見て思いました。
3.発表時期とテーマ
上記2つはデッキ内容などが関係した炎上理由でした。他の要因を考えた時に冒頭でも話した発表時期の遅さも関係していると思います。
約1週間前…蒼龍革命、禁王創来
1週間未満…開発部セレクション3弾、神歌繚嵐、龍覇爆炎
3日前…ドギラゴン,ジョニーの書
明らかに過去の構築済みデッキと比較しても遅いです。そりゃ荒れるわな。
次にテーマも絡んでいると思います。王道ドギラゴンのイラストが発表されたときドギラゴンを知ってるプレイヤーはこう思いました、「燃える革命強化か」と、ですが蓋を開けてみると団長強化です。
ドギラゴンというデュエマの顔、大人気クリーチャーがテーマで見た目は燃える革命、古参ファンはメラッチあたりのハムカツ団以前の進化ギミックを搭載していたドギラゴンを期待していました。まあ開発秘話聞く限りそもそも眼中になかったらしいですが。グロい。
ゼーロンクロニクルの時に全く知らないゼーロンデッキ作ったんだし今回も燃える革命ドギラゴン主軸の全く知らない新デッキが作られると勝手に思ってました。革命チェンジをコンセプトに添えると蒼龍革命と被るんですよ、なんで被せたんですかね。蒼龍の時も思いましたがボルドギ入れたから受け良しみたいなのなんなんですかね。
なんならボルドギを掘り下げてもいいんじゃないかと思ってますよ僕は。
極めつけは中身ぐちゃぐちゃで紙束と化しデッキとは言えない仕上がりになったというわけです。
噂ではいきなり強いデッキで新規が増えたらしいです、その新規がちょっと高価だけどデッキ買おうとなりドギラゴンで対戦したらどうでしょう。自分の持ってる500円よりも弱いとなったら続けたいと思うのでしょうか。いきつよが強すぎるからノーカンと思う人もいるでしょうからドラ娘デッキと対戦させてみても5分か不利です。なんならドラ娘のがバスター上手く使えてないか?
英雄譚って何?
本編
新規カード紹介
《風波の1号 ハムカツマン》
GS、SA、cipでマナ加速。火自然の3コスドラゴン。
個人的にかなり評価している。その理由が《アカシック・ファイナル》。
多分アカシックファイナルが強い。
《刀舞の3号 カツえもん》
ブロッカー、火水光の3コスドラゴン。
cipで以下の二つから2回選ぶ。
→1ドロー。
→1体タップ。それがブロッカーなら破壊。
ラフルルになれるドラゴンブロッカー、色がシビアでどうなんだとは思うが体のついたエナジーライトは単純に強い。
《漢気の2号 ボスカツ》
SA、火闇光の5コスコマンドドラゴン。
cipでハンデス、それと同じ色を含む8コス以下多色獣を手札から踏み倒す。
意味が解らない。間違いなくパワカ。
《ニコルボーラス》や《ドルファディロム》を5コストで踏み倒せる。
こいつ自身の色も優秀で火は剣や閃、闇はドギラゴンXやブラックゾーン、光はダンテやプチョやレッドゾーン剣になれる。
即戦略級ではあるもののデイガカラーがデッキを組むうえでかなり扱いづらい部類になるので5cにぶち込む。
《王道の革命 ドギラゴン》
ブロッカー、SA、火光自然の5コスコマンドドラゴン。
cipで2ブースト1回収。
革命2‐自分の盾が2枚以下ならST化。
革命0‐自分の盾がないならバトル中パワーが15000になりバトルに勝つとアンタップする。
パワカ。カツキングほどではないが十分優秀な3色。今まで序盤に泣く泣くマナに置いていた革命チェンジ先を回収でき、自身がSAなので即座に攻撃革命チェンジが行える。公開領域を増やしながら即攻撃ができるのでドギラゴン剣と非常に相性がいい。ボアロアックスで出せるのも個人的に高評価。
4cバスター
そりゃ組みたいと思ったらこうなる。
ハムカツマンの紹介でも触れましたがアカシックファイナルに侵略できるのは強みなのでそこを意識して組みました。
一応オニカマスを採用しましたが2t目に出ることはほとんどありません。手札を減らさないブーストカードとして《火の子祭》を採用。3→5で動くためやカツキングや王道ドギラゴンのための緑アンタップマナ確保が主な役割。《豊潤フォージュン》なども採用候補になるがそれは各々で。
シャッフは単純に強いので、色の問題もある。
カツキング、王道はパワカで使いたいから。
王道→アカシックバスター→カツキング→アカシックノヴァをやると気持ちよくなれる。勝てるかは知らん。
色々書きましたが断念断腸の思いで更新します
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