70年近く経っても色褪せないグレンミラーの魅力

DVDで「グレンミラー物語」を見ました。連休中に押入れを整理したら、未開封のCDショップの袋が出てきて、中にこの映画のDVDが入っていました。CDショップの名前も覚えがなかったので、どこかに旅行に行ったときにふらっと立ち寄って買ったものの、旅行から帰ってきて、そのまま奥にしまったものではないかと思いました。
トロンボーン奏者だったグレンミラーが編曲者・バンドリーダーとして自分の夢を追求し、徐々にそれを実現していく物語で、あまりJAZZに詳しくない私でも知っている、「ムーンライト・セレナーデ」や「イン・ザ・ムード」などのヒット曲が次々と出てきて、物語はもちろん、音楽も楽しむことができました。
はじめはグレンミラーに振り回される妻のヘレンも、グレンミラーのことを献身的に支えたり、ときに強く背中を押すなど、素敵な夫婦関係に感じました。ジェームズ・スチュアートとジューン・アリソンが演じる夫婦の感じもとても素晴らしかったです。
公開されたのが1953年とのこと。最近の映画と比べると、詰め込みすぎている感じもしないし、テンポも比較的ゆったりしているのにあっという間の2時間に感じました。
グレンミラーを初めて意識したのは、和田加奈子さんの「パパのJAZZ」という曲の歌詞に登場したときだったと思うので、今から30年近く前になります。このDVDを買ったのはおそらく10年以上前だと思います。良い映画だったので、買ってすぐに見ておけばと思った反面、この歳になってからわかる良さもたくさんあった気がします。
ステイホームのこの時期だからこそ、昔の映画をいろいろ見てみようと改めて思いました。

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