2024-09-26_FRENZ2024_一日目夜の部_名無し峠
こんちは 調子どうすか
FRENZ2024に動画を出展しました。とりあえず作った動画について考えたことなどをかきます。
↑こう見比べると結構寄せたつもりが違う構図だな。↓
曲のこと
とりあえず本家を聞いてきてください
・マジで再録嬉しかったです、再録が嬉しかったと言うより、自分が動画を作るってなった時にこれを機会として曲に動きがあったのが嬉しかったというか 「えそんなことしてもらっていいの!?」みたいな 僕にとって好きな曲を作った人って完全に崇拝対象なので、許可頂けるだけで最高なのは当然としても、その人とやり取りしてなにかしてくださるっていうのは毎年のことではあるんですがありがたいですね
僕はどちらもリストに入れてるので流しっぱなしにすると2回流れてきて最高です
・「名無し峠」をどうやって見つけたかもう思い出せない。一年以上ずっと聴いてる。何で見つけたんだろう? 何かの動画から辿ったのかな。我ながら名曲を見つける能力すごいなと思う。
・聴いたら一瞬ですごく田舎とか山の中が浮かんでくる。僕の故郷と呼べる場所は全然都会なんだけど、昔のこととか地元にいる家族のことを思い出しながら動画を作るとなると、どちらかというと雰囲気は田舎に寄せたほうが見てる人はその感覚を感じやすいかと思ってそのようにした。嫌なサウダージ感。感想を見ていると皆さん田舎っぽい、土臭い感じを感じてくださっていて良かったなと思う。僕はふんわりと感覚的に作ったんだけど伝わるもんですね。
動画のこと
・もう亡くなった祖母の仏壇が置いてある実家の部屋が畳敷きの日の当たらない部屋で、故祖父のタバコの匂いも染み付いていて、あの部屋で寝ていて怖くて天井のシミを見ないようにしていたような。あのやだみを動画の背景に出したかった。不思議なもんで私がその部屋に寝ていたのは亡くなるよりずっと前のことだったけど、その後そこに仏壇が置かれることでもう前の部屋の印象とは全く違うものに思える。ヨーロッパ企画の上田さんが劇作の解説の中で「場所の記憶」という言葉をたまに使う。これは前述みたいな意味では使われないけど、「場所の記憶」って言葉はしっくりくる気がする。亡くなった後しばらくこの部屋で父は心霊現象にあったらしい。
背景はほとんど近所の写真か自室の写真を動画上で加工してつかっている。一部コラージュ。二値化したら全部ごまける。
・故郷とかの話だと、親族自体には嫌な思い出はそこまでないが、出身地にかなり嫌な思い出があり、マジで地元の人間全員くたばりなさいと何年経っても思っている。あの人間たちが社会でまともにやってると思うと信じられない気持ちでいっぱい。……というのを出来るだけ薄めて、なんか世間に馴染むのが大変そうだな〜ってキャラクターを作った。感想配信とかを全部見たんですけど、ああいう眼鏡薄幸目つき悪げ男のことみなさん意外と好きなんですか? 描いてて楽しくないと描き続けられないから眼鏡かけてないイケメンキャラを描くつもりは今後もないけど、需要ないなと思いながら描いてるので、キャラがいいと言われると毎年新鮮に驚く。
ちなみに最初にキャラデザを作る時はたくさん描くことを考えて簡単にしたはずですが、シンプルで良いシルエットほど描くのは難しいのでした。こいつ難過ぎる、親に向かって何だその髪型は
・今年は実は技術的ターニングポイントは全く無くて、昨年はLive2Dで髪揺れとかAE使ったりとかしてたけど、完全に今年はAviUtl一本ガチンコ勝負になった。Live2D的な動きって少ない絵で動きをつけるための技術なので、こんなにカット割ってるのにやる意味ないなと思って印象的な一カットにしか使ってない。AEは有料ソフトの癖に落ちるのをやめてください。
その代わり一年間tips動画で溜め込んだ知識を全部使った(真似た)ので単に動画ぢからが強くなったはずや。ほんまか?
・あの色使い、元の動画からしてむちゃくちゃかっこよくてすごいから、そこから変えることができなかったし、それで良いと思っている。
・なんか赤黒白ってめちゃくちゃ夏っぽく感じるんだけど、「次の秋も鳴いてくれ」と歌詞にあるのでそこでは秋にならなきゃな〜とぼんやり考えていた。
動画の終わりには夏が終わって秋へと(精神的にも)時間が進むイメージ。最後に色づいてみたら「いや秋やん」と一発でなるように色をつけてみた。なってました?
・田舎に引っ越した。散歩しながら曲を聞いてるとなかなか気分がいい。全然松屋とかあるけど。
・Vコンテの時はもうちょっとストーリーらしいストーリーがあったけど、やめた。普遍的じゃないから。もっとWindows media プレイヤーのビジュアライザーぐらい、聴きながら見たらノリやすいくらいのものでいいなと思って方向転換した。もちろん意味あるようにはなってるけど、とりたててどうかと言われると解説できない。何も解決しない感じにはした。色づいたからってキャラクターが笑うわけでもないし、楽しそうではない。そんな簡単なことじゃねえ!となって途中で全部無表情に変えた。
・仮にドッペルゲンガーと呼ぶけど、顔の隠れたドッペルゲンガーは左右反転して出てくるだけでなく、服装も本人とは違う。多少優等生っぽい服に変わってるけど、これは過去にそうであったら楽だったろうな、みたいな気持ちの表れ。本人の方は結構男性が着るには個性的なシルエットだなと私は思って描いたけどどうですかね……なんかこう、クリエイター的な仕事をしてそうなイメージ。そもそももう1人が何者なのか決めてない。でも登場人物が2人は必要だったんですよ、構図上もそうなんですけど、1人で缶蹴りはできないので。
その他
・登壇したのに仕事が忙しいみたいな話しかしてなくてボケカスすぎる。動画が流れるとどうしても緊張してどうでもいいこと話してしまう。隣にやんわりいるし ご結婚おめでとうございます
・ということでもちろん流してる間はスクリーンをちょっとしか見てないですが(かちこちになるから)、すごい音響で音楽流す権利は享受しました。毎年、でかい音で好きな音楽聴くの嬉しい。このためにやってんだ。
・こんなに作曲者に喜んでもらえることあるんだってくらい沢山感想聞かせていただいたりして本当に嬉しい。曲が好きで動画作ってるから、曲の人に何か言われるのが一番嬉しいんだから。
・ご連絡した際に「この曲の解釈みたいなものって聞きたいですか?」と言って下すって、コンテも完成しているし自分の解釈を大切にするのもいいことだから、その時は聞かなかったんだけども、上映後に飛岳さんの解説的なnoteが出て、喜び勇んで恐々と読んだ。断った手前作曲者の地雷を踏んでいたらと思うと恐ろしくて夜も眠れぬ。でもそんなことはなく、というか自分でも驚いたけど解説読んでから自分の動画を見ても違和感が無くて、それは曲から浮かぶ風景がはっきり共有できるくらい良い曲ってことなんだと思います。動画作っといてなんだけど、俺の動画はいいから本人の投稿で曲聞いてきてくれるか?
↓飛岳(Hidaka)さんのnote。すごく良い。
・僕の心境を伝えるのに適切な例が思い浮かばない。『Vtuberの二次創作動画を出したらその動画を使って本人が歌ってみたを出した』に近い。
・映像制作をしてると映像制作イップスになる その代わりに次の動画の構想が浮かぶ なぜ 🔍️
・来年も出します。今年までは隠れた名曲をみんなに聴いてほしい・技術的に新しいことをやるというテーマでしたがその縛りは無くなり、何かこう……変なことをやろうとしています。しかも今のところまた隠れた名曲をみんなに聞かせようとしています。別に何の曲選んでもいいから有名な曲だろこれはと思って見に行ったら再生数が5000を超えてなかった。全然10万くらいあると思ってた。何が起きてる?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?