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2023年ですが、未来を予測する方法を考えてみました

最近、熱が一週間続いたので、時間をどう使うか、結構真剣に考えてたんですよ。熱が出てる間は横になってるしかないので。そこで、今日は「未来を予測する方法」をテーマに選びました。 ほとんどの人がコロナウイルスや国家間の戦争を予期してなかったように、私たちは通常、未来は予測できないと信じていますが、ここでは、未来を予測する方法はないのか?ということを探っていきます。怪しい感maxですが、実は、未来って、見方次第だよね、っていうところから書いていきますんで、ぜひ読んでいってください。もちろん、今日のトピックはあなた自身の生活に使えると思います。 仕事でも、恋愛でも、人生で最も大切な瞬間でも。  楽しみましょう!

(このテキストは以下の動画の元の原稿です)
https://youtu.be/xS-Z9ykZDIg

3つのステップで説明します。
1.未来とはそもそも何か/ 2.予測はどうあるべきか/ 3. 未来を予測する方法

まず、未来とは何かを定義して説明します。 あなたにとって、未来とはなんですか?例えば、 これは夢に満ちていると言う人もいれば、あなたの家族こそが、未来だ、と言う人もいますが、私が言えることは、未来について私たちが知っていることは、「未来は存在しない」ということです。え?って思ったでしょ。けど、よく考えてみてください。音は聞くことができ、匂いは鼻で嗅ぐことができ、目の前で起こっていることは自分の目で見ることができます。 しかし、「未来」は?私たちには、「未来」といった、時間を感じる感覚器官が存在しません。

では、どうやって「未来」とか「時間」というものを私たちは受け入れているんでしょうか?実は、未来とは、あなたの過去に基づく、あなたの予測を反映した概念です。スピリチュアルじゃないんで、よーく読んでください。 これを説明するには、時間が何であるかを説明する必要があります。 多くの数学者や哲学者は、時間は実在しない概念と言っていたり、よく「現在だけが存在する」とも言われたりしますが、じゃあ、逆に、どうして私たちには「時間がある」と考えることができるのでしょうか?

私たちにとって、「時間」とは生きてきた中での、出来事によって認識された「経験」と「予測」です。前者を過去と呼び、後者を未来と呼びます。 こんな体験をしたことがある人はいませんか。 例えば、学校を卒業する学生として過去を振り返ると、時の流れは早いものだと思います。逆に、これから、50年以上人生があるよ、と言われると、体験したことがないにも関わらず、長く感じると思います。これらは、過去に自分が体験した出来事をもとに、その「密度」というか「凝縮度」みたいなものを測って、時間というものを推測していることによる結果です。 

ちょっと、わかりにくいので、もう少し具体的に話しますが、簡単に言うと、未来と過去は相互依存的な概念で、どちらかがなくなると、もう一方も薄れていきます。脳のある部位を損傷したことにより、長期記憶を保存することが不可能になった患者の例があります。彼は、例えば、30秒前のことを、思い出すことが出来ません。それにより、何が生じたかというと、「真っ白なキャンパス」がずっとそこにあるような感覚に陥ったそうです。簡単にいうと、「今から起きることが、これからも変わらないように思えてくる」というような感覚になったのです。過去の蓄積が変化すれば、私たちはそれに基づいて、新しい未来の間隔を手に入れることが出来ます。小学生にとって、将来の夢がサッカー選手やパティシエだった人は、「その時点での、自分の職業に関する体験」をもとに、将来というものを想像していますが、大学生や大人になると、経験も代わり、未来に対する考えも変わります。昔は、欲しいと思っていたものが、今では欲しくなくなる、というように。
ここでようやく、予測がどうあるべきかについて話すことが出来ます。予測、というと、何か大げさな感じがしてきますが、もう気づいた方もいるかもしれません。予測の正体とは、私たちの未来に対する考え、そのものです。だから、私たちは常日頃、予測をしています。では、そうした予測の中で良いものと悪いものに違いはあるんでしょうか?

[こんな感じで、2.予測の在り方 3.予測の精度を上げる方法について書いていくんで、もし興味あれば購入してみてください]

まず、ひとつ言えることは、未来を予測する「究極の」方法は存在しないということです。なぜなら、世界には無数の変数があり、私たちには、その全ての変数、出来事を把握する能力はなく、また把握したとしても、過去にはなかった別の要因(天変地異、偶然など)で未来は簡単に変わってしまうからです。

この議論を読んで悲しい顔をする方もいるかと思いますが、それでも、私たちにはできることがあります。 それは、私たちの未来予測について「具体的な数値を出すこと」です。 未来を予測するとき、未来を予測するのが苦手な人は、このどちらか 2 つの方法で考えます。 未来を予測する能力を過大評価するか、過小評価するかです。自信満々では、上手く言っている時はいいかもしれませんが、新しい変数に対して盲目になり、自信がなさすぎでも、よくありません。大事なのは、明確な指標を持つことであり、そのために、数字を使うのです。

付け加えて、この方法は、2 つの理由から非常に重要です。 1 つは、予測後に適切なフィードバックを提供できることです。 予想に「おそらく」「多分」などの言葉を使うと、それが正しいか間違っているかわかりませんが、数字ならそれが可能です。テレビや動画サイトでは、曖昧で、ありもしない予測を建てて、PVを稼ぐ、という手法がよく用いられますが、私たちはそのような方法を取るべきではありません。 もう一つは、「自分の予測をどこまで信用できるか」というフィードバックが得られることです。例えば、 2 つの予測があるとします。 片方の人は、「ある国は年率 2% の経済成長を維持する」と主張。もう片方は、「この1年でやや成長」と主張したとします。結果は3%であり、前者の予想がなかなか悪いものではなかったとわかりますが、後者に関しては、数字ではなく、「やや」という言葉を使っていた分、予測が曖昧なため、正解とも不正解とも取れるだけでなく、どのくらい信頼のおけた予測だったかすらも知ることが出来ません。ですから、数字にするというのはやはり重要なのです。

ここからは、未来を予測するためのヒントについてお話しします。 理論だけでなく、実際に私が使ったヒントを選んだので参考になれば、と思います。 

まず、一つは、他人の前例を利用することです。 何を隠そう、科学者が日々行っていることです。 たとえば、ある人がいくら稼いでいるか知りたい場合は、まず、同じ職業や特徴を持っている人など、その人に似ている人の情報から探す出す必要があります。 この情報から作成された基準は非常に有用ですが、予測を行うための良い出発点になるます。個人的な例で言うと、YouTube チャンネルを始めたときにこの手法を使用しました。チャンネルを成長させて自分自身をやる気にさせる方法を知りたかったからです。ただ、素人ですし、大学教授ほどの専門性もないので、それなりに長期戦になることを覚悟していました。そのため、「ある程度どのくらいの目安頑張ったら、OKライン」みたいなものをとりあえず知る必要があったんですね。 具体的には、色々な言語を話している他のYouTuberさんのチャンネルの登録者数を調べたり、登録者数が100人以下のチャンネルの動画の出来倍を見たりして、「ここらへんまでは期待できるな。じゃあ、これを良いものにするとしたら、自分は何が出来るかな」という風に、分析していきました。これ、なかなか骨がいる作業で、 同時に、チャンネル登録者を獲得したプロセスや、他のSNSで有名かどうか、チャンネルを開始した時期、動画をアップロードする頻度などの変数も分析しないと、「自分は出来が悪いから伸びないんだ」っていう「最悪なタイプの他人との比較」に繋がっていっちゃうんですよね。 最初はチャンネル登録者数が少なく、あきらめる人も多いんですが、とりあえず今のところ、この手法は、私を大いに助けてくれました。 そのため、前例を探すことは非常に重要です。

もう一つは、自身の予測を修正することです。 当たり前のことですが、とても大切なことです。 先に言ったように、将来すべてを知ることは不可能ですが、少なくとも私たちがレビューすることで間違いや誤解を避けることができます。YouTubeの予測方法も、週1回はアップデートするようにしていますし、他には、大学受験のために勉強していたときの基本的なことの1つでもありました。チューターっていう担任みたいな人と、週に一度、復習会を行い、その中で得られた結果に応じて学習内容を修正する、みたいなことをやっていたんですが、そのおかげで希望の大学に合格出来た、という側面があります。 元々、分析には自信がある方だったんで、その自信過剰を数字とか、他者の視点で上手い具合に調節してくれる存在が必要だったんですね。

この方法はめちゃくちゃ効果的なんですが、ただ、結構難しいです。なぜなら、私たちの認知能力は感情と密接に関係しており、「できなかったことを再確認するのは感情的に受け入れにくい」という場合があるからです。私たちの生物学的基礎は、サバンナに住んでいた頃に作られたと考えられているので、そのような環境では、感情のような「本能的な判断」が重要だったんです。

そういう感じで結構難易度高いんですが、効果は高いですし、対策もあります。それは、「自分と予測」を切り離すことです。へ?って思う人いるかもしれませんが、私たちがそういう認知作業と感情がごっちゃになっちゃうのって、アイデンティティの一部になっているからなんですよ。切り離すのがとても上手いのが、お坊さんです。退屈・きつい修行をやめたいときでも、淡々とやるべきことを出来ます。おススメのテクニックは瞑想ですが、実際、前頭葉や扁桃体といった脳の部位のレベルで良い効果をもたらしますが、使いやすいのは「価値観を明確にすること」です。大事なものがあれば、人はある程度、感情を犠牲に出来ますよね。本当の価値は、より強い感情を引き起こすからです。消防士、スポーツ選手、小説家、ミュージシャン、医療従事者など。彼らが、試練に耐えることが出来るのは本当の価値を持っているからです。私たちは、これを予測に応用する際に、使ってみましょう。

以上が今日の話です。ありがとうございました。ぜひ、使ってみて、自分なりにアップデートしてみてください。それでは、Ciao。


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