見出し画像

EPL開幕 観戦記🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿


0, 前書き

もしもどこでもドアがあったら、一度は世界中を旅してみたいですね。
日本から欧州へのフライト代がどんどん上がり、現実はそんな理想から離れていくばかり。Londonを中心に4泊5日で観光てきました。過去2回旅行で行ったことがあったため、基本、観光スポットは今回省いて周りました。

合計費用はトータルで25万円くらい。
正直、当時は貯金もあったのでそんなに気にせず行ったが、今こうして書いてみると絶望のホテル代。内容は後述しますが、一泊20,000円を超える設備は全く感じませんでした。(ほぼ立地代と思ってなんとか消化しました。)
日本から飛んでいたら間違いなく破産を迎えていましたね。

  • フライト代    :40,000円 (British Air) LHR - HAJ往復

  • ホテル代     :110,000円/4泊 (Studios2let)

  • アクティビティ関係:50,000円(サッカー2試合、スタジアムツアーなど)

航空券、ホテルは1ヶ月前に確保。サッカーのチケットはEverton-Fulham、Chelsea-Liverpoolの2試合に狙いを定めて色んなリセールサイトを探しまくりました。どこもチケットが高いんですよね。前者が70£、後者が180£くらいだったかな。どちらもシーチケのリセール。開幕戦からリセールするシーチケ民、ほぼ転売ヤーだろ。許すまじ。
ちなみにプレミアリーグの現地観戦&チケ正規購入を考えている方は、行きたいチームの会員(有料だったり無料だったり)にならないと買えないケースもあるので、要チェック。(某石油集団のチケットを買おうとしたらメンバーオンリーの表記で撃沈。)People's Clubかどうか、こういうのでわかるからな、オーナーどもよ。

1, 初日(London着)

ヒースロー空港に着いたのは金曜の夜19時ごろ。金曜夜ということもあり、結構混んでいましたが、日本のパスポートは優秀ですね。入国審査の無人ゲート側へEU諸国の方々と共に案内されました。前回来た時はまだ有人オンリーだったので、これが例の・・・!と初体験してきました。

(右のOther側は先に進むと長蛇の列になっていて疲弊不可避のイミグレゲートでした)

例によってしっかりパスポートの顔と本人の顔がうまく認証されず。ま、何となく察してはいました。俳優の鈴木亮平と川崎のソンリョンくらい違うんですよね。
有人ゲートで無事審査を貰ったのち、到着ゲートでタクシー運転手と合流しました。今回、ホテルをBooking.comで予約していたところ、ヒースローからホテルまでのタクシー代無料バウチャーが貰えたので、幸運にも節約できた。
海外でタクシーに乗るのが初めてだったので、実はこいつが悪質業者だったらどうしようとかめっちゃ不安でしたが、無事に定刻で到着してくれたので感謝の言葉を告げて見送りました。サンキュー、アーメド。

(運転中ずっと家族と電話するAmed。こっちが気を遣って静かにしていた)

ホテルでチェックインを済ませた後、自室のある棟へ移動しましたが、早くもエントランスの鍵の開け方が分からず、外でタバコを吸っていたお爺に聞く始末。
階段オンリーの建物だったので、もし持参した荷物が重い場合は、筋トレ覚悟で上下階への移動をすることになる、と口コミにも書いてありました。(なりました)

お宿の外見
部屋の写真。特に不自由はなく、キッチンも使える仕様。
シャワールームも特に不具合なし。水圧普通。
ホテルの周辺地図。赤ピンの外貨両替まで徒歩10分くらい。
ユーストンとキングスクロス両方徒歩圏でGood。
日本人ツアーだとラッセルスクエアらへん泊まりがち。

一通り荷解きを済ませた後、時間がまだ21時前だったので急いで夕飯を調達しに行きました。旅の一発目を飾るフードということで、豪勢に行きたいところ。
Oxford Circusにある、名前だけ一緒の某焼肉屋KINTANに行きました。

ロンドンの物価考えたらこんなもんかなーという具合。冷奴はうまかった。
客層は基本はイギリス人でしたが、韓国人と日本人がちょいちょいいました。
割と夜遅くまでやっているので、郊外から戻って来て食べるにも良さげ。

ちなみに事前に調べてはいたのですが、地下鉄もバスもタッチ決済のクレカで全て支払えるようになってました。ロンドン観光と言えば前まではオイスターカードでしたが、今回は購入することなく過ごせました。
(スマホのタッチクレカだと、地下鉄は電波が入りにくく上手くいかないようでしたので、オイスターカードを買わない方はカード実物持参をお勧めします。)

2, 二日目(いざLiverpool)

ワクワクゆえに朝5時に目覚めました。普段なら確実に二度寝ですが、
せっかく起きたということで日の出を見に行こうと決意。

調べてみたらバスはすでに動いているようだったので、ウエストミンスターまで行ってきました。Liverpool行きの電車の時間も気にしていたため、サクッと撮って退散。皇居ランみたいな集団が朝から走ってました。

日の出っぽい写真
観光客がまだいない時間だと、綺麗に撮れるビッグベン

さて、ロンドンからリバプールまでは特急列車で、直行でも2時間半くらいかかります。特急のチケットは事前にTrainlineアプリ経由で購入しておりました。
(丁度Trainlineの使い方をまとめている方がいたので、下にリンク添付します)
事前に買っておいた方が安くなるので、旅程が決まったらすぐに確保しておくことをお勧めします。今回はちょうど対戦カードがFulhamということもあり、同じ列車内には沢山のFulhamサポがリバプールへ向かっていました。


Liverpool lime street駅に到着
駅を外から見るとこんな感じ

駅前には各方面へ向かうバス停がありました。スタジアム行きのバス乗り場を一応調べてはいきましたが、一箇所だけサッカーファンたちが集まっているエリアがあり、すぐにわかりました。リバプールもロンドン同様タッチ決済で乗車可。15分くらい乗っていたかなあという記憶。だいたいみんなスタジアムで下車します。

申し訳程度に行ったビートルズ像

ちなみに、折角だしアンフィールドも行こうかなと思っていたのですが、試合日以外は直行できるバスが出ていないようで断念。Google Mapにはその情報がうまく反映されていなかったようで、結構な時間探し回ってしまった。KOP一同には、審判協会にVARのことで文句を言う前に、Googleにいち早くアンフィールド行きバスの運行状況を反映するよう文句を言ってほしいと願うばかりです。

さて、バスに揺られてGoodison Parkに到着。現在新スタジアムを湾岸地区に建設中であり、翌シーズンの途中から(?)そちらに移行するらしい。Goodisonは所謂、古き良きスタジアムの一つで、一部で戦い続けてきたクラブということもあり、歴史やドラマもたくさん生まれた、ファンにとっては聖地であることに疑いはない。ノっている時の会場の雰囲気は、本当に素晴らしい。筆者も一昨シーズンの残留を決めたCrystal Parece戦は、他サポながら逆転劇に感動してしまいました。

バスを降りると塀の外からすぐに見えるスタジアムの上部
スタジアム近くのグッズショップ
ショップ内の壁のデザイン
ちょっとだけ日が出たので正面から撮影
スタジアムの裏側を散歩したら壁面ヒストリーマップになっていた
会場入りする選手の出待ち、アンゴメは子供に手振ってくれてた
公式動画とかでよく見る通り

周辺散歩も程々に、いよいよ入場。荷物チェックを通過した先の入場ゲートは暗い、狭いの典型的なイングランドスタジアムでしたが、もはやそれすらも価値体験の一種になってしまうのがプレミアの怖いところ。

入場ゲートの前
今回の席からの眺望(メイン側)
話題になっていたDeleの弾幕も出ていました
当然の如く満員のスタジアム

試合は0-1でアウェイ側Fulhamの勝利。チャンスを作れていたのはEverton側だっただけに、ファンとしては溜息の多い試合になったはず。
推しのDCLは怪我で欠場し、期待していたシムズもコベントリーに移籍してしまったため、エバサポと一緒に、一択となった1トップモペイシステムを噛み締めさせていただきました。苦え〜。
(まさかモペイも移籍してしまうとは、この時は思いもしませんでした)

この日は連携が噛みあわなかったパターソン
この後移籍してしまったMitrovicと司令塔Pereira
帰りのバス待ち。列が長すぎたので歩いて駅に戻った。
無事駅に到着。帰りはチケット完売でした。

ロンドンに戻る電車が遅延続きで、ロンドンの到着時間が22時を回っていたため、寄り道等はせずホテルに戻り就寝。

3, 三日目(London is White 時々 Blue)

ホテルには朝食がついていないので、調達のため外出。
ラッセルスクエア駅の裏側にあるパン屋がそこそこ評判が良いということで向かってみた。日本人女性ばっかり並んでいて、もしかしたらPR案件か?と疑ってしまったが、購入したパンはどれも美味しかった。

お店の正面、外に整列用のベンチがあり、開店10分前で5人くらい並んでいた。

この日はダブルでスタジアム訪問。午前は筆者の推しであるTottenhamの新スタジアムのスタジアムツアー。そして夕方からStanford BridgeでChelsea-Liverpoolの観戦を予定してました。EPLファン、試合目的で渡英するとあまりにも普通の観光名所を行かなさすぎて、周りから変人に思われがちあるある。

Tottenhamですが、実は過去にWhite Hart Laneで観戦したことがあったため、新しいスタジアムになってから一度は訪れてみたいと思ってました。この日はアウェイでの試合でしたので、ツアーの方は混んでないと思っていたのですが、もうどこから現れたんだと言わんばかりの韓国人たちに囲まれながら、スタジアムツアーを体験してきました。鈴木亮平チョンソンリョン似のこともあってか、すごく韓国人たちに写真撮影のヘルプを頼まれました。

スタジアム外壁とサポーターによって描かれたKaneの壁画。
この前日に彼はBayernへの移籍が決まりました。
クラブのモットーであるTo dare is to do.
このスタジアムの建設過程にもマッチする言葉だと思います。
開店前のショップですが、流石ソン推しがすごい。マディソンの背番号は発表前でした。
クラブホスピタリティ席からの眺望。
ホスピタリティパッケージだとHTに中で映像見ながら食事出来るらしい。
スタジアム内の廊下とは思えない上品さ
NFLやイベント会場にもなるため、ピッチの移動に機械を使ってました。
ホスピタリティシートの厚みがすごかった、冬はヒーターも作動するらしい
最上級クラスのシートになると、室内直結で専属のシェフだかバーテンダーが付くとか。
よく見るインタビュー廊下
CL勝ち進んだ時の対戦相手のフラッグ達。
ルーカス、ジョレおじの2トップでようやってたわ。
ドレッシングルームに潜入。10番がいない、とみんな悲しんでました。
ソンのシートは老若男女に大人気。
いつぞやのボールボーイが招待されていた選手食堂
選手入場のゲート
選手用のベンチシート、ふかふかでした
ツアー終盤にはクラブのメモリアルヒストリーの紹介がずらり。
確かタンガンガがめっちゃ高所にビビってた記憶。
過去在籍選手一覧。写真撮ってたら韓国人と間違えられたので、
Kazu.Todaの国から来たよと言ったら驚いていた。
いつかここに載る日本人がまた誕生しますように。
ツアーが終わるとバウチャーがもらえ、ショップに繋がっている。
ショップはかなりでかいフロアだった。

素晴らしい体験をさせていただけて、Skinhead yakuzaこと会長にも改めて感謝。
合計で2時間くらい、がっつり堪能しました。今度は試合で来たい。

流石にSpursグッズを持った状態では次のスタジアムに向かえないので、一度ホテルに帰還し荷物を入れ替え。こういう時にアクセスの良いホテルは便利。
Stanford Bridge方面に向かう電車、バスが両方とも遅延しているという情報を聞き、早めにスタジアムへ向かった。実際はそこまで影響がなかったが、日曜ということもあり乗客の数は多いので、なかなかにスムーズに進まないこともしばしば。

スタジアム正面の広場
座席ごとにQRコードが設置されており、暴言、差別発言など
不適切な人を見かけたらこのQRから通報できるようになっていた
コンコースで他会場の試合を放映しており、みんな足を止めて見ていた
遅延行為で相手にイエローが出て盛り上がるチェルサポ
アリソンをかわすも決められなかったムドリク

メガクラブ同士の試合のクオリティの高さとワンプレーごとへの歓声が凄かった。
試合中にKOPがレジェンドのGerrardを称えるチャントを歌うと、すぐさまホームのサポーターたちが例のスリップチャントで応戦していて最高。
VARでオフサイドにはなってしまったが、Chelseaが点を決めた時に周りのファンが狂喜乱舞で、巻き込まれてもみくちゃになった。中毒性の高いエンターテイメントですな。ドローということもあり、試合後は両ファンとも平和に帰宅。
てか、Chelseaいつの間にか知らない若手多過ぎじゃね、という感想でした。

この日の夕食はかねてより楽しみにしていた一風堂へ。

赤丸ラーメン

欧州に来てからのラーメンが非常に苦しいクオリティ続きだったため、本物の一風堂に感激しました。控えめに言って最高。なんでドイツには店がないのだろうか。

夜風を浴びながらホテルに戻り、買っておいたお酒を飲んでこの日は終了。

4, 四日目(No football day)

前日に行ったパン屋で違う味を試そうと思っていたが、まさかの店内改装工事期間に入ったようで閉店中。唐突すぎる。仕方ないので朝飯はスキップして目的地へ向かうことに。そしたら電車もストライキ関係で不安定な運行になっており、全然関係ないところで強制下車となった。これがヨーロピアンスタンダードか。

なんとか電車を乗り継ぎ、ようやく目的地のグリニッジ天文台へ到着。事前の調査では、ほぼ中国人しかいないと書いてあったが、意外にもいろんな国から来ているっぽかった。日本人も3組くらい見かけた気がする。

日陰を利用した昔の時計
外から撮影した建屋

感想を述べようとすると文系の馬鹿がバレるので、とにかく凄かったということでまとめさせていただきます。興味深い発明や展示物がずらりというかんじでした。
行きの電車の荒れ具合を見て、早めにロンドン中心部へ戻ることを決意。
戻った後は、お土産を買うなりショッピングするなりしてあっという間に一日が過ぎました。お昼は丸亀製麺がちょうどあったのでそこで済ませました。

千円を超えるうどん、恐るべし

夜はパブでビールを飲みながらMonday開催の試合を見て過ごしました。有名店であったこともあり、試合開始間際になるとどんどん人が入ってきて満員でした。
ユナイテッドサポが多かったからか、みんな試合終了後勝利を喜びながら、さっさと飲み干して帰宅してました。

みんなテレビに釘付けの光景、日本では見られない

5, 最終日

ヒースローに戻って飛行機に乗って終了の1日。ホテルのチェックアウトも事前決済済みであったため鍵を渡してサラッと終わり。

今までは地下鉄でしかヒースローへ行ったことがなかったので、折角の機会にPaddingtonから出ているエクスプレスに乗ってみました。座席は基本自由席。
結論から言うと、多少の快適さはあるものの、引き換えに結構な値段を取られるので、金欠旅行するなら地下鉄で十分だなと思います。ただし時間帯によっては地下鉄は混んでいることもあるので、大荷物が邪魔になるというケースでは、エクスプレスもありかも。

ターミナルに到着して、それほどなくして無事定刻で搭乗。預け荷物が規定重量ギリギリになるという予想外のハプニングもありましたが、無事に旅を終えることができました。もし重量オーバーしていたら、間違い無く、猪一番に百貨店で売られていて面白半分で買ったTENGAを捨てていたと思います。

6, 終わりに

今回、初めて一人旅をしたので、予約し終わってから色々な部分でもっと安くできたなとか、ここ効率悪くなったなーという気づきがありました。

  • ホテルの選び方は何に重点を置くかでは無く、何を捨てるかで選ぶ(アクセス、値段、サービス)

  • ロンドンは財布要らない、カードケースとパスポートとスマホのみでOK

  • 2部3部の試合絡ませて旅程組むともっと観戦できた

  • 月曜の試合は少ないので、水曜に来て月曜午前に帰る日程が効率良い

大きな出費ではありましたが、旅をすることによって得られる喜びや感動は何事にも変え難く、また時間とお金が許す限り、挑戦したいと思います。