ただ進めば至る(64) 退院その後

2012年11月9日 理解してもらえない

術後71日が経過しました。次第に歩くときの痛みが和らぎいまは杖無し生活です。まだぎこちない歩き方ですが、普通の人の歩くスピードになんとかついていけます。先日の診察のときにリハビリの先生には、「あと一か月くらいは杖をついた方が…」と言われたのですが、杖無しで歩けないことはないし、痛みもそんなにないし、とにかく片手がふさがるのが不便なので杖はついてません。
今日、かつて属していたテニスチームのメンバーと偶然会いました。実に1年ぶり。「ケガしたらしいことは聞いてたんだけど、どこがどうなったん?」と聞かれ一通りを説明しました。しかし”手術=完治”と言うのが普通の感覚らしく、今回の手術が”悪化しない為の手術”であることと、プレートを取り外しても”軟骨が再生してなかったら走れない”と言うことがなかなか理解してくれませんでした。「そんなに言うても、また走れるんだろ?(^_^)」そうなんだよなー。普通はそう思うよなー。自分も”もう走れない”と言う事実を知って、相当ショックだったもんな。
仕事しながらも勝手に涙が出てきてたし。人間という動物として走ると言う動作はごくごく基本的な動作であって、基本であるが為にそれが出来なくなるという状況はそう簡単に受け入れられるものではないですよね。当の本人でもその事実を消化するのに数か月という時間がかかるのだから、話を聞いた人がすぐ「へー、そうなんだ」と理解できるはずもない…か。「あんなにスポーツしてたのに辛いよなぁ」
ありがとう!もう大丈夫ですよ。
その辛さ、悔しさはもうずいぶん前に無視できるようになりました。

2012年11月17日 Day 79

診察へ行ってきました。術後79日目。
前回よりずいぶん「楽」な膝、どんな診察結果が出るのか…まず、レントゲン写真から

ここから先は

212字 / 2画像

ある市民ランナーがある日突然医師から「もう走れない」と最後通告を受けました。それはあまりに突然で衝撃的で愕然としました。暗黒の日々からふた…

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは写真家としての活動費に使わせていただきます! (140文字以内)