20/12/15


前に使っていた財布はvisitforで買ったpb0110のもので3年位使った。買ったときは何もかもがうまくいっていなくて、特に仕事はてんでダメで、いやダメじゃないし数字も評価も伸びていたけど気持ちがダメで、この流れをどうにかしないとと潜在的に感じていて、というか単にストレス発散で買った。

色は私らしさのかけらもないモスグリーンで、変わりたかったんだなと思う。使い勝手は微妙で何にもいいところはないけど、どこの?と聞かれることが多かった。毎回使いにくいよと答えていた財布、愛着はある。手入れもしっかりしていたし大切にした。大切にするというのは人工的にできるものなのだなと知った。

新しい財布はピンクの財布。最近はクレジットとsuicaの支払いが増えて現金の持ち歩きはほぼなくなったから、薄いCDGのネイビーにしようか、カードケースや名刺入れの類でいいか、エコレザーの気分かもしれない、やら悶々としていたけど、結局一目惚れでピンクのカウレザーにした。

私は姉妹の姉なんだけど、姉という役柄は水色を担う人が多い気がする。何かと色分けされがちな姉妹、お姉ちゃんだからと勝手に責任と自立を感じて、水色を選ぶ。空気を読んで我慢することを自立と勘違いし、自分の考えていることがわからなくなる。良い子を演じれば、大人は褒めてくれて、こちらを見てくれる。自己犠牲をしがちなのは長子の運命なのか。将来子を持つことがあれば、この感覚を活かしてやりたいようにやりなさいと教えたい。

反動か大人になってからはピンクを選ぶ。パーソナルカラーという言葉が昨今流行しているけれど、私はどのピンクでも似合う。ブルベもイエベもお構いなしにピンクが似合う。お姫様やフェミニンやキュートな印象を与えず、ピンクを物にするタイプの人間で、ピンクがベージュや黒のような役割をしてくれる、そんな人もいるんだよ。

そんなこんなで新しい財布を選んだので、また何か変わりたいときなんだと思う、多分おそらくmaybe。財布は一年に一度買い替えた方が良いみたいですね、春は財布の買い替えに良いとされていますよね(張る財布)、は恐らく1000回は使ったセールストーク。当人は3年ぶりに冬に買い替える、そんなもんである。

目標をもって行動することがよしとされているけど、私は目標をもつと破滅する。したいことをしていたら次がみつかり転々とする。それで良いし、それが良い。何のためにするの?どうなりたいの?それがいつもわからない。今やりたいからやってる、現実しか生きられない。理由と目的は結果が出てからこじつける、そうやって生きていかないとストレスが溜まると2020年わかった。モスグリーンの財布を買った時もそうで、全て"今思えば〜だった"の人生。どうなりたいか、より、どうありたいか。

来年は健やかに生きていたいなとピンクの財布に願う。

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