エプソムC・函館SS

エプソムCのポイント
前走逃げ・先行したと判断した馬は3頭。(割合約17%)距離延長馬は7頭。
展開を握るセルバーグが大外に入ってしまったのでハナを取れない場合はスローペースになる可能もありそうです。
枠順を見ても内枠でこちゃつくよりは外をスムーズに回せる馬が恵まれると考えています。

◎17.ニシノスーベニア(調教評価A 指数0.95 第6位)
逃げるセルバーグが外におり実質大外でスムーズに外を回す競馬が出来そう。道中動ける脚質が魅力でスローペースの場合は捲る競馬も出来る上にペースが流れても持久力勝負に対応出来る。
ハービンジャー産駒で距離延長も問題ないのでここは勝ち負け出来そうです。

◯11.サイルーン(調教評価B 指数2.6 第9位)
距離延長はマイナスだが調教指数1位と先行馬のシルトホルンとグランスラムアスクに囲まれた枠の並びはかなり良くこのメンバーなら馬券内に入ってもおかしくない。

買わない馬

1.トゥディイズザディ(調教評価B 指数1.4 第12位)
折り合いに難がある馬ですので距離延長はマイナスでしょう。

2.ノースザワールド(調教評価A 指数1.25 第2位)
父ディープインパクト・母父米国型ですのでタフな馬場が向いている血統構成。折り合いにも課題があるので距離延長はマイナスでしょう。

3.ルージュリナージュ(調教評価B 指数1.1 第15位)
折り合いに難があるので距離延長はマイナスです。道中脚を溜めに溜めて最後弾けるタイプですのでペースアップすると脚が溜まらず不発になる可能性が高そうですのでここは消しで良いでしょう。

4.ヴェルトライゼンデ(調教評価B 指数1.3 第14位)
ドリームジャーニー産駒らしく距離延長でパフォーマンスを上げる。タフな馬場で好走して来ただけにトップスピードでは他馬には劣る印象。更にセルバーグのハイペース逃げで前走より追走ペースが速くなりそうなここは買いにくい印象です。

5.タイムトゥヘヴン(調教評価A 指数1.4 第2位)
距離延長はマイナスです。戦歴を見ると東京のような大回りコースより、中山のような小回り向きな感じがします。

6.レーベンスティール(調教評価A 指数1.45 第1位)
前走(新潟大賞典)キャリア初の距離短縮ローテで11着に敗れたところを見るとこの馬は距離延長の方が得意と言えます。更に距離を詰めた上に前走より追走ペースが速くなるのは確実であることを考えるとここは苦しい競馬を強いられるでしょう。

7.マイネルケレリウス(調教評価B 指数1.75 第10位)
ルーラーシップ産駒がキレ味勝負で勝つのは大体低レベルレースである可能性が高くここでは買えない。

8.ワールドウィンズ(調教評価A 指数1.0 第5位)
ルーラーシップ産駒ですので瞬発力タイプというよりは持久力タイプの馬。ラスト1ハロンが12秒台になればチャンスがあるが今回は11秒台後半ぽいのでここでは軽視したい。

9.レッドランメルト(調教評価A 指数1.25 第4位)
距離短縮ローテは歓迎も位置取りが後ろになるリスクがあるため今回は軽視したい。

10.シルトホルン(調教評価A 指数0.9 第7位)
個人的にメイSは全く評価しておらず1着のプレサージュリフト、2着のオニャンコポン、3着のシルトホルンは苦手な距離延長で好走しておりレースレベルは低いと言えます。またテン3ハロン35.7とちょっと緩めのペースで逃げたのでセルバーグの速めの逃げにアップアップすると考えたのでここでは消します。

12.グランスラムアスク(調教評価B 指数1.5 第11位)
ここでは力が足りないのと前走(中山牝馬ステークス)はドスローレースを走ってしまったことと距離短縮後の反動があるので嫌いたい。

13.ラケマーダ(調教評価B 指数1.0 第17位)
前走(分倍河原S)は折り合いを欠きながら最後は外を回して勝利。距離延長はマイナスかもしれません。アメリカンペリオット産駒がキレ味で勝つのは違和感しか無く、2着のカナテープは父・母父欧州型で固められた重たい血統、更には距離短縮後の反動で力を出せていない。3着のニシノライコウは時計のかかる馬場が得意なエイシンヒカリ産駒と考えればこのレースはレベルが高くないことが分かります。昇級初戦のここは消しで良いでしょう。

14.カレンシュトラウス(調教評価B 指数1.1 第15位)
前走(メイS)は前有利だったとは言え差し切れなかったのは物足りない。この馬の戦歴を見てみると「スローペースレースで好走している」ので前走よりペースが速くなりそうな今回は苦しいレースを強いられるでしょう。

15.アルナシーム(調教評価A 指数0.4 第8位)
ノーザンファーム生産のモーリス産駒ですので前走より追走ペースが速くなるのはマイナスでしょう。

16.グランディア(調教評価A 指数1.25 第4位)
前走(スピカS)は展開向いた形。この日の追い風が強力で差し圧倒的有利だったので鵜呑みに出来ないでしょう。また前走のテン3ハロンが36.0と遅いので前走より追走ペースが速くなると苦しいと思います。適性はタフな馬場の方が得意そうな印象でここは軽視したいです。

18.セルバーグ(調教評価B 指数1.3 第13位)

エピファネイア産駒の距離短縮はマイナスです。
東京芝1800mの大外は逃げ・先行馬にとってはかなり厳しい。テンが速い馬でもないので勝ちに持ち込むなら外から爆逃げするしかなくここではかなりリスクを伴う可能性が高い。

函館スプリントSのポイント
前走逃げ・先行したと判断した馬は6頭。(約38%)
アサカラキングを筆頭にカルネアサーダ、シナモンステックと逃げたい馬が内枠に入った上に初角まで長いコース形態なら先行争いは熾烈化し、ハイペースは必至と考えます。
ですので持久力勝負に強い差し馬を買いたいところです。

◎9.キミワクイーン
距離短縮ローテは歓迎。前走(ダービー卿CT)は距離延長に道悪と二重苦の競馬を強いられた。
内にカルネアサーダ、外にウイングレイテストに挟まれたのでスムーズに競馬が出来そう。

◯7.シュヴァルツカイザー
相手強化で力を発揮するタイプですので人気が落ちたここは狙い目。先行しそうなシナモンステックの外という枠順ならスムーズに外に出せそう。

買わない馬

1.サウザンサニー
母父がワークフォースですので前走より追走ペースが速くなると苦しくなる。

2.カイザーメランジェ
距離延長ローテはマイナス。雨が降るなら対応できるが、9歳馬でスピード勝負となると厳しい。

3.アサカラキング
スタート自体はそんなに速くない。キズナ産駒ですので内枠よりは外から内に切れ込む形で逃げる形が理想です。逃げ・先行馬が多い割合で内で揉まれて逃げられないリスクもありそうなので今回は軽視します。

4.サトノレーブ
アサカラキングの外にいるこの馬は展開が向きそう。距離短縮後の反動がありそうな上にモレイラから浜中に鞍上弱化で評価を下げた。

5.オタルエバー
近走は不振。母がデンヒル系の影響を受けてかキレる脚がない上にハイペース適性もないのでここでは消し。

6.シナモンステック
このメンバーの中ではテンが速い訳ではないので
逃げることは出来ないでしょう。位置を取れた時好走するタイプですのでここは厳しい。


8.カルネアサーダ
単騎で行けると粘り強い競馬をするがここではハナを取れそうななくここでは厳しい。

10.ウイングレイテスト
前走より追走ペースが速くなるのはどうでしょうか?距離短縮でこの脚質なら4コーナーで先頭に立たないと厳しいでしょう。



11.ジャスティンスカイ
小回りコースは苦手で初の函館は対応出来るか疑問。距離短縮後の反動もありそうで今回は軽視したいです。

12.ジュビリーヘッド
リピーターなら狙うべきだろうが近走の内容が不甲斐ないのでここでは買えない。

13.ビックシーザー
内枠主体になる展開だとこの馬は外を回す競馬になってしまい物理的に間に合わない可能性もある。前走(高松宮記念)より追走ペースが速くなるのもどうでしょうか?

14.セッション
シルバーステート産駒ですので前走より追走ペースが速くなると凡走するので今回の条件では厳しい。

15.マテンロウオリオン
母母父にトニービンを持っているので本来はスプリントは向かない血統です。毎回出遅れ後方から追い込むも間に合わずという競馬を繰り返しているので手が出にくい。

16.ゾンニッヒ
高速馬場でこの枠順なら外を回らされて物理的に間に合わない可能性があるのでここは強く押せない。

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