鳴尾記念

鳴尾記念のポイント
前走逃げ・先行したと判断した馬は4頭。(割合約27%)距離延長馬は5頭と頭数にしては多いのでペースはミドルペースぐらいでしょう。
先週日曜日の安土城Sの勝ちタイムは1.21.0。上がり最速はエイシンスポッターの32.5。スローペースの瞬発力勝負で勝ちタイムは遅くなりました。京都の馬場傾向としては「高速馬場でペース次第で差しが決まる」ということでしょう。
ただ注意したいのは「高速馬場だと物理的に差すことが出来ない」ということで、ペースが落ち着けば「内枠・先行」で決まってしまう可能性があるため注意したい。

◎4.ボッケリーニ(調教評価A 指数1.4 第2位)
前走(日経賞)はマテンロウレオを追いかけ早めの仕掛けをしたが、差し馬にマークされて最後は差し切られた。競馬としてはなかなか苦しいレースだった。今回はモレイラに乗り替わるので同じ過ちはしないだろう。枠順を見ても逃げ馬のバビットが内にいるのでスムーズに競馬が出来るでしょう。

◯2.ディープモンスター(調教評価A 指数1.1 第3位)
相手はディープモンスターを推奨。内枠から先行できる脚質は今の展開にマッチするでしょう。


買わない馬

1.カラテ(調教評価S 指数1.5 第1位)

8歳馬となり瞬発力勝負ではこのメンバーの中では劣る印象。雨が降ればチャンスがあると思いますが上がりが求められる高速馬場なら厳しい。


3.バビット(調教評価B 指数1.3 第14位)
荒れた馬場状態の非根幹距離では良く好走をしているがここでは好走パターンに当てはまらない印象。厳しい。

5.ヤマニンサンパ(調教評価A 指数0.6 第8位)
展開に左右される馬。逃げ・先行馬に上がり33〜34秒台前半を使われると物理的に間に合わないと考えていますので今回は消しです。

6.ロードデルレイ(調教評価B 指数1.9 第9位)
何故か人気していますが、昨年の神戸新聞杯で古馬路線では用無し逃げ・先行馬を捉えきれなかった時点でこの馬はさほど強くないと言えます。
ここ3走を見ると外に出す競馬をしており昨年の神戸新聞杯のように差し遅れるということになるかもしれません。

7.スカーフェイス(調教評価A 指数0.7 第7位)
距離短縮はプラスですが、位置取りが後方になりそうなことと、この馬はいつも大外をぶん回ししているので逃げ・先行馬に上がり33〜34秒台前半を使われると物理的に間に合わないと考えて今回は消します。

8.アリストテレス(調教評価B 指数1.45 第12位)
過去好走したレースを調べていくと最後の1ハロンで12秒台と掛かっているときにパフォーマンスを上げている事が分かりました。(重賞勝ち鞍のAJJCは13秒も掛かっていた。)
今の京都は上がり勝負になっており最後の1ハロンで11秒台を使われるとキレ負けしそうな印象が強くここでは強調できません。

9.ヨーホーレイク(調教評価B 指数1.4 第13位)
父ディープインパクト・母父米国型が得意とするタフな競馬(上がりがかかるレースやハイペースレース)に強い馬。故に高速馬場でのレースは適性外という印象。枠順も両隣差し馬に囲まれており展開不利になる可能性が高くここで推せない。

10.フォワードアゲン(調教評価A 指数1.0 第4位)
折り合いに多少難があるので距離延長ローテはマイナスでしょう。上がり勝負になるとこのメンバーの中では劣るのでここでは厳しいでしょう。

11.アウスヴァール(調教評価B 指数1.75 第10位)
距離延長が得意なノヴェリスト産駒ですので前走より追走ペースが速くなると厳しいでしょう。

12.ホウオウアマゾン(調教評価A 指数0.8 第6位)
上がりが掛かる馬場でパフォーマンスを上げるタイプの馬(上がり3F34秒半が得意)ですので上がりが速いと厳しい。

13.ニホンピロキーフ(調教評価B 指数1.7 第11位)
前走(マイラーズカップ)は距離短縮で差しに回って3着に好走。雨が降っていたことで上がりがかかったのもこの馬にとってプラスだったのでしょう。距離延長ローテは苦手としており人気するならバッサリ消したい。

14.エアサージュ(調教評価A 指数1.0 第4位)
前走(金鯱賞)は飛鳥Sより追走ペースが4秒近く早くなっておりパフォーマンスを落としてしまったので度外視出来るが、個人的には飛鳥Sのレベルを疑っていて距離延長が苦手なニホンピロキーフが2着に好走するようなレースだったことを考えるとこのレースは評価は出来ない。
また逃げ・先行馬が多くいる今回は展開が向かないと思います。


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