マーメードS・スレイプニルS

まずは先週のエプソムCの振り返ります。本命のニシノスーベニア(9番人気2着)は見解通り道中動ける脚質を生かした形。重賞でもやれると踏んでいたのであの着順は納得です。むしろ買えない方がおかしいでしょう。
しかし馬券は相手がおらず(相手のサイルーンは4着)ハズレ。あの難解なレースを1点勝負で当たるはずないので切り替えてマーメードSの予想をしていきます。
マーメードSのポイント
前走逃げ・先行したと判断した馬は3頭。(割合約19%)距離延長馬は9頭と多くペースはハイペース寄りと見ています。

◎10.ゴールドエクリプス(調教評価A 指数1.15 第3位)
前走(阪神牝馬S)は苦手な距離短縮ローテで凡走したので度外視出来る。(今回の距離延長は良い)
道中捲れる脚質が魅力ですのでディープボンドなどのズブい馬を扱うのに長けた幸ジョッキーなら理想通りの展開に持ち込める。枠の並び的に強いコスタボニータの外はスムーズに出せそうなので良い。高速決着と平坦コースも得意ですのでここは勝ち負け。

◯15.エーデルブルーメ(調教評価A 指数0.85 第4位)
道中捲れる脚質と先行が上手い川田ジョッキーなら。血統面で見ても小回りが得意なので人気サイドでは買いの1頭。

買わない馬

1.ベリービーナス(調教評価B 指数1.45 第11位)
前走(下鴨S)のテン3ハロンとラスト3ハロンを比較すると35.6-35.3と消耗戦とは言えないラップ。前走は中盤で緩めて引き付けて逃げた形で今回は同型のアリスヴェリテもハナを主張しそうで
前走みたいに恵まれることはないでしょう。

2.ジューンオレンジ(調教評価B 指数1.3 第13位)
折り合いに難があるので距離延長はマイナスでしょう。消耗戦よりはスローペースを好むのでここは消しでしょう。

3.ピンハイ(調教評価C 該当なし 第15位)
ミッキーアイル産駒ですので距離延長はこなすでしょう。消耗戦になりそうなことを考えると前走より追走ペースが速くなるとダメですのでここは軽視します。

4.ミッキーゴージャス(調教評価B 指数1.5 第9位)
道中捲れる脚質は魅力的も、高速馬場でキレ味が求められる馬場での競馬は未知数。ハンデも56.5と見込まれた上に川田から浜中に鞍上交代もマイナスでここでは買いにくい。

5.ラヴェル(調教評価B 指数1.5 第10位)
折り合いに難があるので距離延長はマイナスも速いペースになると折り合いが改善される可能性もあるので2歳時に見せた能力を考えればここで足りても不思議ではないが…。

6.ホールネス(調教評価C 該当なし 第15位)
欧州で固められた血統なので前走は馬場がハマった可能性がある。キレ味が求められる今の京都では厳しいと思います。

7.マリネロ(調教評価A 指数1.2 第2位)
ゴールドシップ産駒ですので前走より追走ペースが速くなるのは流石にマイナスでしょう。

8.セントカメリア(調教評価B 指数2.2 第8位)
追い込み脚質故に展開が恵まれないと厳しい戦いを強いられそう。前走スローペースの瞬発力勝負を経験したのもマイナス。

9.コスタボニータ(調教評価B 指数1.4 第12位)
イスラボニータ産駒らしく内で立ち回って好走するタイプの馬。このメンバーの中ではキレる脚がないので外寄りの枠は歓迎ではない。
距離延長もマイナスでここは嫌うタイミングでしょう。

11.インザオベーション(調教評価A 指数0.85 第5位)
前走(パールS)のテン3ハロンは36.6と遅く、前走より追走ペースが速くなると凡走する可能性が高いと見ています。

12.タガノパッション(調教評価A 指数−0.2 第7位)
道中からマクれる脚質は魅力的も距離延長はマイナスでしょう。

13.アリスヴェリテ(調教評価B 指数0.8 第14位)
あっと驚くハイペースで逃げ切った前走は評価できるが、2着が距離短縮好走後の馬、3着が距離延長がマイナスな馬と考えるとレースレベルは低く
昇級初戦のここで通用するとは思えない。
永島ジョッキーへの乗り替わりもマイナスでしょう。

14.エリカヴィータ(調教評価A 指数1.45 第1位)
距離延長は歓迎も前走(福島牝馬S)より追走ペースが速くなると力を出せない可能性が高いです。

16.ファユエン(調教評価A 指数0.2 第6位)
追い込み脚質ですので展開が余程ハマらない限り
馬券内に入るのは難しいと判断します。

スレイプニルSのポイント
前走逃げ・先行したと判断した馬は2頭。(割合約13%)これだけ逃げ・先行馬が少ないと自ずと
前有利になりやすく追い込みはなかなか決まりにくいでしょう。
昨日行われた立川特別は1.23.3で上がり3ハロン最速は35.8とやや高速馬場よりと言えます。
ですので先行馬に35秒台を出されると後ろは届かない可能性が高いので買う馬は前目(捲りも含む)につけられる馬を買いたいです。

◎13.リチュアル(調教評価B 指数1.65 第9位)
逃げ・先行馬が少ないレースですので数少ない
先行脚質のこの馬を本命にします。
前走(ブリリアントS)で先行して上がり3ハロン36.4を出せるので展開面で恵まれそう。

8.メイプルリッジ(調教評価B 指数1.9 第8位)
前走(平安S)は苦手な距離短縮で凡走。
得意な距離延長ローテ+道中捲れる脚質ですので
4コーナー直線では先頭に立てそうです。

▲3.クールミラボー(調教評価B 指数1.1 第11位)
先行して上がり3ハロン35秒台を使えるのが良い。

買わない馬

1.カフジオクタゴン(調教評価B 指数2.0 第7位)
良馬場で短縮ローテかつハイペースのレースで好走するタイプですのでここは軽視します。

2.シークレットラン(調教評価B 指数0.7 第14位)
ダンカーク産駒ですので距離短縮はマイナスでしょう。

4.バハルダール(調教評価B 指数1.0 第13位)
このクラスでは力が劣る。

5.キタノビジョン(調教評価A 指数0.85 第5位)
母父にサンデーサイレンスがいるのでダートの高速馬場が得意な馬。(道悪はかなり強い)
良馬場では軽視したい。

6.ダノンラスター(調教評価A 指数1.0 第4位)
近走は追い込み脚質ですので展開が向かない可能性が高い。

7.ヴァンドゥラン(調教評価B 指数0.7 第15位)キレる脚がないキャクターですのでここでは厳しいでしょう。

9.ベルウッドグラス(調教評価C 該当なし 第16位)
昇級初戦でこの調教内容で通用するとは思えない。

10.アスクワイルドモア(調教評価B 指数1.4 第10位)
ダートは向くかどうか分からないが芝で結果を出しているだけにここでは買いにくい。

11.エクセスリターン(調教評価B 指数1.1 第11位)
芝血統でダートを走っている馬ですので良馬場のダートはどうでしょうか?

12.ミスティックロア(調教評価A 指数0.6 第6位)
左回りになると外に膨れるタイプですので展開がハマれば面白いがキャラクター的に言うと買いにくい。前走より斤量が1キロ重くなる上に坂井ジョッキーから田辺ジョッキーに乗り替わりもマイナスでしょう。

14.ホウオウルーレット(調教評価A 指数1.05 第1位)
苦手な距離延長ローテと追い込み脚質ですので展開的に間に合わないと考えます。(稍重や不良馬場が得意ですのでそこで狙いたい)

15.サイモンザナトゥ(調教評価A 指数1.0 第2位)
追い込み脚質でキレる脚もこのメンバーの中では劣るので差し遅れると思います。

16.オーロイプラータ(調教評価A 指数0.9 第4位)
未脚の質はメンバートップで、前が速くなるほど展開が向きそうですが、ここは前が止まらず差し届かないと見ています。

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