若い時に成功しなきゃなのか?

ニューヨークで様々な「成功者」と会うことがあった。その中のお一人は、引退を、ニューヨークタイムズで取り上げられていた程の成功者だ。でも、体が主本で、若くして引退しなければいけないお仕事だった。

「成功者」は、もちろんその後の人生も順風満帆なのだろうと。勝手に思っていたわけだけど、びっくりするほど普通の一般人に戻る。そんな人がわんさかニューヨークにはいる。これはニューヨークで起きた私の学びの一つ。

「できれば若いうちに成功したい」と、願っていたけど、成功した後はまたスタートに戻るだけ。それを自覚しないと、悲しい事が起こる。過去の成功を引っ張ってしまって、なかなか次のステップへ進めなくなるようだ。

若いうちの成功は、自分の実力だけなじゃないことが多いのではないか。それを自覚するのは、相当難しい。

成功にこだわる事はない。人から見ての成功、名誉などは、なんの価値も無い。

と、言っている私は、ちょっとでも他のミュージシャンのニュースを見ると、心がざわついてしまう。

さあ、私は有言実行できるのだろうか。



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