USオープンのYouTube 大阪選手動画にコメントしたら

初めてちょっと怖めな返信が来ていてドキドキした。内容は、「時々大阪選手の事を愛情込めてawkward (ちょっと変わっている)と表現する方々がいるけれども、日本人の私から見て、言動を同じ意味の日本語で行ったとすれば、何も不自然な事はない。テニス界の言動マナーは西洋的を求められるのでしょうか」。と言う意味を書いたら、行き過ぎた称賛、又はアジア人に対する皮肉な返信がきた。

私はアメリカで生活した事があって、確かに彼女のインタビューを聞いているとハラハラする事がある。英語圏の方々にとって、たまに彼女の表現が、ネガティブに取られかねない時がある と思う。例えば彼女はセリーナウィリアムズの事をママのようだと表現した事がある。それは、日本人の私にとっては「母のような優しくて偉大な存在」、と言う意味で、リスペクトと親近感を意味する表現だったと思う。でも英語の意味になると、ママという言葉には、「歳を取っている」などというネガティブな表現にもとらわれる。そう言うネガティブな意味にとってしまったYouTube視聴者のコメントも見た。

大阪なおみの凄いところは、英語を話すけれど、表現がいわゆるアメリカナイズしていない事だと思う。2年前、彼女は優勝した事をあの大舞台で謝っていた。大阪選手が日本人のメンタリティーを持っているのかわからない。でも彼女はいつも心にある言葉を伝えている。そう言うところが凄いし、だから強くなるのだと思う。

大阪なおみ選手は、Black lives matterの他にも、そう言うみんなが気づかなかった、あるいは文化の違いによる表現の行き違いが存在することも世界に気づかせてくれているような気がして、ワクワクする。私は、もっと英語を勉強したい。日本語を直訳するのではなく、その意図を、ウェスタナーズ、西洋の文化を持つ方々に、伝えられるような語学力を、人生の最後には習得したい。

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