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渡邊未帆 プロフィール


小さい頃、ジャズピアニストをしていた祖母に音楽を教わり、音楽の道を志すことに決めました。9年間の大学生生活を過ごしたのち、大学の助手、非常勤講師、ラジオの音楽番組のディレクター、音楽雑誌や書籍の編集・執筆、舞台の音楽ドラマトゥルクといった仕事をし、旅に出たり、自主企画でイベントやライブをしたりしてきました。人として、音楽の「実践―表現―探究」を切り離さずに生きていきたいと思っています。

略歴

東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科修士課程、博士後期課程修了。「日本の前衛音楽」をテーマに博士号(音楽学)取得。早稲田大学法学部非常勤講師として「芸術論」、「表象文化研究」を担当。2021年、大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻に着任。

TOKYO FM系列衛星デジタル音楽放送ミュージックバードのジャズチャンネル、クラシックチャンネル(2005-2020)、NHK WORLD ラジオ放送(2020-2023)、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」ディレクターとしてラジオ番組制作現場に携わる。季刊雑誌「アルテス」(アルテスパブリッシング)編集(2011-2013)。「フェスティバル/トーキョー」にてダンス『春の祭典』(2014)、ゾンビ・オペラ『死の舞踏』(2015)の音楽ドラマトゥルクを務めた。

関心は前衛音楽、実験音楽、即興音楽、植民地主義と音楽、マグリブの音楽、カリブの音楽など。フランス語圏カリブ海の音楽「コンパ」「カダンス」「ズーク」「ララ(カーニバル音楽)」などを演奏する新宿発フレンチカリブ・ビッグバンド「Ti’Punch」主宰。不定形ユニットTACOなどの演奏に参加。

執筆

「"UNPOPULAR→POP"と植民地主義の罠:JAJOUKAとJOUJOUKAをめぐって」『UNPOPULAR POPー脱マスメディア時代のポップカルチャー』科学研究費基盤研究(A)「脱マスメディア時代のポップカルチャー美学に関する基盤研究 」 2022年。
「アルバート・アイラーの「ホーム」はどこなのか?―偽民謡としての〈ゴースツ〉」 細田成嗣編『AA―五十年後のアルバート・アイラー』カンパニー社、2021年。
「 ひとが「タチバナる」とき―立花隆は武満徹になにを聞きたかったのか 」『ユリイカ 特集=立花隆』 青土社、2021年9月号。
Les débuts de la musique antillaise au japon (「日本におけるフランス語圏カリブ海音楽の受容」) "Zouk: Trajectoires, Imaginaires & Perspectives” Nakan jounal 1, 2021.(フランス語)
「ハイチの複数の声―アラン・ローマックス、マヤ・デレンによるフィールド録音をめぐって」立花英裕編『クレオールの想像力―ネグリチュードから群島的思考へ』水声社、2020年。
「モロッコ中毒者たちの告白」『ふらんす』白水社、2018年4月〜2019年3月(連載)。
『ジャジューカ―モロッコの不思議な村と魔術的音楽』太田出版、2017年。
「骨まで愛して:矢野顕子弾き語り論」『ユリイカ:矢野顕子特集』青土社、2017年2月号
「カットアップの快楽:大里俊晴音楽論」『RATIO—片山杜秀責任編集』講談社、2010年
「日本のモダンジャズ、現代音楽、フリージャズの接点―草月アートセンターと新世紀音楽研究所の活動を例に―」『東京藝術大学音楽学部紀要第34集』東京藝術大学、2009年。

番組制作

NHK-FM「リサイタル・パッシオ」 ディレクター
NHK WORLD-JAPANラジオ ディレクター(2020-2023)
TOKYO FM系列衛星デジタル音楽放送MUSIC BIRD ディレクター(2005-2021)

教歴

早稲田大学法学部 非常勤講師 「芸術論」「表象文化研究入門」「教養演習:現代音楽論」
早稲田大学エクステンションセンター 講師
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 非常勤講師「ポピュラー音楽研究」(2021)
東京藝術大学大学院映像研究科 教育研究助手(2012-2013)
横浜国立大学教育人間科学部(北仲スクール) 非常勤教員(2009-2012)
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科 教育研究助手(2007-2010)

研究者情報→research map
Twitter→ @quaquipachi
Instagram→@quaquipachi

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