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クリスタルベッドの秘密④音とは何か?

音は圧力波が空気や水などを介して伝わる現象です。
音が空気を伝わる時、脳はこの圧力を「音」として認識します。
人間の耳が聞き取れる音(可聴領域)は20Hz~20,000Hzと言われており、その中では様々な周波数の音を認識することができます。

音とは何か①

可聴領域より低い周波数の音を「超低周波」と言います。
超低周波はソニックブーム(衝撃波による大音響)や爆発などで人工的に発生する場合や、大波や雪崩、滝などの悪天候等により自然に発生する場合もあります。
例えばクジラは数百キロメートルも離れた距離でコミュニケーションを取るために3Hzという非常に低い音を利用している事が知られています。猫は20~50Hz程度で鳴くことができます。
可聴領域よりも高い周波数の音を「超音波」と言います。超音波は、医療分野では画像診断、工業分野では鉄骨の構造的欠陥等を検出するのに使われています。
超音波は物質の化学的な性質を変化させたり、加速させることも出来ます。
動物も超音波を利用しており、例えば犬は人間の耳が聞き取れる音を超える音を聞き分けることができます。コウモリやネズミ、イルカなどは超音波を出し、障害物からのエコー(反射波)を受信して位置を特定したり、餌となる動く生物すら検出する事が出来ます。また、動物は同種族同士のコミュニケーションにも超音波を使用しています。

水中で使用される超音波の一般的な例としてはソナーがよく知られています。ソナーは特定の方向に超音波を出し、経路上にある物体のエコーを受信します。また、超音波を送信してからエコーを受信するまでの時間を測定することにより、距離を測定できます。
このように、音は全ての物質を介して伝播します。振り幅が大きいほど振動が激しく構造物に伝わります。橋や建物、ダム、樹木、そして人間も音の伝播による振動の影響を受けています。全ての臓器や細胞も振動の影響を受けています。
生物を含む全てのモノには共振周波数があります。つまり、適切な振動が伝われば構造物全体が一斉に振動するのです。細胞や臓器が完全にシンクロし、互いの振動を支え合う場合、全体の振り幅が大きくなります。振り幅が強ければ破壊にも繋がります。
例えば、地震は地球を揺らすほどの大きな音波が伝播したもので、地震が起きると構造物の一部が固有の振動周波数で振動を始め、倒壊する場合もあります。

音とは何か②

同様にクリスタルガラスや窓ガラスの場合は共振周波数が加わると割れてしまいます。
こうして、音と構造物、特に私たちの身体との密接な関係が理解できるようになりました。この関係は私達の臓器や脳の神経細胞などを含む細胞の深いレベルまで関係しているのです。
特にほとんどが水分でできている私たちの体がいかに音に影響されやすいかを考えてみてください。
音を賢く調和を取りながら利用する事により、細胞レベルまで影響を与えることができるのです。それは私たちの幸福感(健康、人生観)にさえ影響を与える可能性すらあるのです。


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