見出し画像

【後期流産後の妊娠】第二子こそは

2023年8月に第一子を妊娠17wで後期流産した原因は「絨毛膜羊膜炎」だった。
簡単に言えば子宮内の炎症。
それまでの妊婦健診ではずっと異常なし、順調とのお墨付きをもらっており、妊娠初期からあった鮮血の少量出血についても一度も問題視されなかった。問題視されなかったので、私も「股から血が出てるのなんて、生理含めて当たり前だもんな〜」と思って気にしなかった。


そして安定期と世間一般的には言われるタイミングで死産した。
「話が違うじゃん」
って思ったよね正直。今までの妊婦健診は何だったのか。
病院の対応に不満があったとか、そういうのじゃない。
絨毛膜羊膜炎の診断は非常に難しいことを先生からの説明、自分なりに調べたうえで承知している。
現代医療がこんなに発達していても、わからないことがたくさんあるというのは、自分自身が難病患者だから身に沁みて理解している。


2024年4月に第二子の妊娠が発覚した。
心拍をしっかり確認して、出産予定日を確定させた診察の日に
「オリモノ検査をしましょう。」と先生から言われた。
第一子の時とは違い、出血こそないものの真っ黄色のオリモノが出ていることを伝えたらそんな提案をされた。
出血があった第一子の時はそういう話にはなかったのに、オリモノ如きで追加の検査をすることにはちょっとビックリした。死産すると解除されるクエストがあるらしい。(最悪クエストだ)


その日の明細書には「検体検査管理加算」「微生物学的検査判断料」やらが保険適用されて妊婦健診のお会計にくっついていた。
費用にすると1410円。
普段ベーチェット病で眼圧検査やら眼底写真撮影やら、とにかく眼科の検査フルコースを1200円くらいでやっている身としては、股に綿棒を入れられただけのこのオリモノ検査が高いのか安いのか全くわからない。でも病理にまわす専門的な検査だから安いのかも?
ちなみに産婦人科も眼科も、同じ大学病院へ通っているよ。


そしてその検査の結果を次の妊婦健診で説明してもらい、
とっても丁寧に時間をかけて説明してもらって、要は「異常なし」だった。まーた異常なし。
とはいえ、去年のこともあるし、オリモノ検査は妊娠中期に再度やりましょうという方針になった。
そして検査結果に異常がなくても膣洗浄を希望する妊婦さんには膣洗浄をすることもありますと言われた。膣洗浄をすることによるデメリットも説明してもらった。


こんな感じで、今年は絨毛膜羊膜炎に気をつけながら妊婦健診を進めていく。
でもでもこれで100%絨毛膜羊膜炎を予防できるかというと、そんなことはない。らしい。

ブラック・ジャック「ときには真珠のように」より


本間先生の言うとおり、そうなんだけどね。
胎児に「どうにかしてくれ!」と言われたわけでもなんでもないし、私が躍起になって流産とか死産の予防法を調べたところで、その予防法がわかったところで、現代医療がこんなに発達して世界最高レベルの妊婦健診を実施している日本ですら死産届けは毎年47都道府県で必ず提出される現実があるんだから、第一子の時のようにいざ炎症が超スピードに進んだらどうしようもないんだろう。そもそも第一子の時、私の子宮はいつから炎症を起こしていたのか。それは未だに不明で、調べようがないらしい。


それでも、「第二子こそは!」と足掻いてみたい。
といっても私にできること、ほぼないんだけどね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?