めちゃくちゃ怖かった
皆さんは人からめちゃくちゃキレて怒鳴られたことってありますでしょうか。
僕はめちゃくちゃキレて怒鳴られたことは何回かあるのですが、今回はその怒鳴られたセリフの中で一番怖かったセリフの話です。
その時僕は水道検針の仕事をしていました。
水道検針の仕事とは、皆さんの家の水道メーターを見て、料金が印字されたお知らせや請求書を発行し、郵便受けに投函するというものです。
とあるアパートに赴き、一階の部屋を101室から順に検針していたところ、105室の玄関脇にその部屋の方の所有物が置いてあることに気付きました。
メーターはその所有物の下にあるので、僕は丁寧にそれをどかして検針しました。
ちょうど検針を終えて物の位置を元に戻している最中に、アパートの入り口の方から人影が現れました。
その人は僕を見付けるなり、とんでもない形相に変わったのです。
僕は一瞬で(あぁ、この部屋の人だな)と悟りました。
自分の物を他人に勝手にいじられたら怒る気持ちは十分わかります。
なので僕は怪しいものではなく、水道の検針をさせていただいてましたと伝えようとするも、その前にその方はめちゃくちゃキレてしまい、このように怒鳴ったのです。
「おいてめえマジでオラー!」
怖すぎました。
具体的なことを何一つ言ってません。
こんな勢いだけの文章が他にあるでしょうか。
ちょっと分析してみましょう。
「おいてめえ」これはわかります。僕のことを呼んでいます。
「マジでオラー!」これが怖すぎます。マジは本気と書いてマジ、オラーは殴る時等に叫ばれる言葉です。
もう既に何らかの攻撃をされてるとしか思えませんでした。
とっさに「す、すいません!」と謝りました。
すると「わかりゃあいいんだよ。」と許していただきました。
何もわかりませんでしたが、わかったと思われて助かりました。
九死に一生を得るとはこの事だと思いました。
皆さんもマジでオラーされないよう十分ご注意下さい。
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