シートの表示・非表示する

 　Excel VBAでシートの表示・非表示を切り替える方法
　Excel VBAには、シートの表示・非表示を切り替えるための便利なプロパティとメソッドが用意されています。
　状況に応じて適切な方法を選択することで、効率的に操作することができます。

1. Visibleプロパティを使う

　最も基本的な方法は、ワークシート?象的Visibleプロパティを使用する方法です。
　このプロパティにTrueを代入するとシートが表示され、Falseを代入すると非表示になります。

VBA
' 現在のシートを非表示にする
ActiveSheet.Visible = False

' シート「Sheet1」を表示する
Worksheets("Sheet1").Visible = True
コードは注意してご使用ください。

2. Sheets.Selectメソッドを使う

Sheets.Selectメソッドを使用して、対象となるシートを選択してから、Visibleプロパティを設定する方法もあります。

VBA
' シート「Sheet1」を選択して非表示にする
Sheets("Sheet1").Select
ActiveSheet.Visible = False

' シート「Sheet2」を選択して表示する
Sheets("Sheet2").Select
ActiveSheet.Visible = True
コードは注意してご使用ください。

3. Show/Hideメソッドを使う

　ShowメソッドとHideメソッドを使用して、シートの表示・非表示を切り替えることもできます。
　これらのメソッドは、Visibleプロパティと同様に、Trueを指定すると表示、Falseを指定すると非表示になります。

VBA
' シート「Sheet1」を表示する
Sheets("Sheet1").Show

' シート「Sheet2」を非表示にする
Sheets("Sheet2").Hide
コードは注意してご使用ください。

4. xlVeryHidden定数を使う

　特別な方法として、xlVeryHidden定数を使用してシートを非表示にする方法があります。
　この定数をVisibleプロパティに設定すると、シートは非表示になり、かつ「再表示」ダイアログボックスにも表示されなくなります。

VBA
' シート「Sheet1」を完全に非表示にする
Sheets("Sheet1").Visible = xlVeryHidden
コードは注意してご使用ください。

補足

　すべてのシートを非表示にすることはできません。少なくとも1つのシートは常に表示された状態になります。
　マクロでシートを非表示にした場合、ユーザーが手動で表示操作を行うことはできません。非表示にしたシートを再度表示するには、VBAコードで処理する必要があります。
　上記以外にも、様々な方法でシートの表示・非表示を切り替えることができます。目的に合った方法を選択して、効率的に操作しましょう。