人事関係のEDIデータ種類
人事関係のEDIデータ種類
人事関係のEDIデータは、主に以下の種類に分類されます。
マスタデータ
社員マスタ:
社員番号、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、雇用形態、所属部署、役職、給与情報など
役職マスタ:
役職コード、役職名、所属部署、権限など
部署マスタ:
部署コード、部署名、上位部署、所在地など
2. 異動データ
入社データ:
入社日、社員番号、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、雇用形態、所属部署、役職など
退職データ:
退職日、社員番号、氏名、退職理由など
転勤データ:
転勤日、社員番号、氏名、転勤前部署、転勤後部署など
昇格データ:
昇格日、社員番号、氏名、昇格前役職、昇格後役職など
3. 給与データ
給与明細データ:
支給日、社員番号、氏名、基本給、残業代、各種手当、控除、支給額など
社会保険料データ:
健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など
上記以外にも、賞与、年末調整など税金関係もあります。
4.勤怠データ
出勤簿データ:
出勤日、社員番号、氏名、出勤時間、退勤時間、休憩時間、勤怠区分など
残業データ:
残業日、社員番号、氏名、残業時間、残業理由など
5. その他
研修データ:
研修名、研修期間、研修内容、参加者など
評価データ:
評価期間、社員番号、氏名、評価項目、評価結果など
これらのデータは、企業間で標準化されたフォーマットで送信・受信することで、人事業務の効率化やペーパーレス化を実現することができます。
代表的な人事EDIの標準フォーマット
JB-HR: 日本の人事院が策定した人事情報の標準フォーマット
AXML: 人事情報XML標準化推進協議会が策定した人事情報のXMLフォーマット
edHR: 人事院、厚生労働省、経済産業省が共同で策定した電子化された人事情報の標準フォーマット
人事EDI導入のメリット
人事業務の効率化:
データ入力や集計作業の負担を軽減し、人事業務の効率化を実現
ペーパーレス化:
紙の書類の使用量を減らし、コスト削減と環境保護に貢献
データの正確性:
データの入力ミスや転記ミスを減らし、データの正確性を向上
データの利活用:
人事データの分析・活用を促進し、経営層の意思決定に役立てる
人事EDI導入のデメリット
導入コスト: システム導入や運用にかかるコストが発生
システム連携: 既存の人事システムとの連携が必要
セキュリティ対策: 情報漏洩などのセキュリティ対策が必要
運用ルールの策定: 運用ルールを策定し、運用を徹底
まとめ
人事EDIは、人事業務の効率化やペーパーレス化を実現する有効な手段です。
導入にはコストや課題もありますが、メリットを理解した上で検討することが重要です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?