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データ通信の歴史#6

1-6 パソコン通信

 パソコンが安くなり、個人でもパソコンを所有する方が増え、
電話回線で通信が容易になり、1980年代後半から1990年代後半にかけて
日本でパソコン通信が盛んだった、
 インターネット以前のネットワークサービスです。電話回線を使用して、
専用のホストコンピュータに接続し、電子メール、掲示板、チャット、
オンラインゲームなどのサービスを利用できました。

 パソコン通信は、当時の日本では画期的なサービスであり、多くの人々が
利用しました。
 パソコン通信を通じて、趣味や仕事に関する情報交換や、新しい出会いを
楽しむことができました。また、パソコン通信は、インターネット普及の
礎を築いたとも言えます。
 ただ、通信速度が2400bps(ビット/秒)程度であり、文字での
通信が中心であった。

パソコン通信の主なサービス内容は以下の通りです。

 電子メール: メッセージと添付ファイルを他のユーザーに送受信できる
サービス。
 掲示板: 特定のテーマについて、ユーザー同士が意見交換できる
サービス。
 チャット: リアルタイムで他のユーザーと会話できるサービス。
 オンラインゲーム: インターネット上で他のユーザーと対戦したり、協力して遊べるゲーム。
 パソコン通信は、インターネットの普及により、2000年代以降は衰退
しました。
 しかし、パソコン通信で培われたコミュニティや文化は、インターネット時代にも受け継がれています。

 以下は、パソコン通信の代表的なサービス例です。
 PC-VAN: 日本語パソコン通信の草分け的存在。
 Nifty-Serve: パソコン通信の最大手サービス。
 アスキーネット: パソコン通信の老舗サービス。
 テレホーダイ: 電話料金定額制サービスを利用したパソコン通信
サービス。
 パソコン通信は、インターネットの普及により、過去のものとなりました。
 しかし、パソコン通信が日本のインターネット文化の発展に果たした役割は、決して忘れることはできません。

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