EDI専門家の要件

　EDI専門家は、企業間の電子商取引（EDI）に関する深い知識と経験を持ち、
　EDIシステムの導入、運用、保守に関わる様々な業務を担当します。具体的には、以下のような要件が求められます。

1. 技術的な知識とスキル

　EDIの標準規格（EDIFACT、X12など）に関する深い理解
　EDIシステムのアーキテクチャ、通信プロトコル、データ形式に関する知識
　EDIシステムの導入、運用、保守に関わる技術的なスキル
　プログラミング言語（XML、Java、Pythonなど）に関するスキル
　データベースに関する知識
　ネットワークに関する知識

2. ビジネスに関する知識とスキル

　企業間の商取引に関する知識
　サプライチェーンマネジメントに関する知識
　コミュニケーション能力
　問題解決能力
　チームワーク

3. その他

　最新のEDI技術に関する情報収集能力
　変化に適応する能力
　倫理的な行動規範

EDI専門家になるためのキャリアパス

　EDI専門家になるためのキャリアパスは様々ですが、一般的には以下の通りです。

IT企業:
　システムインテグレーターやコンサルタントとして、EDIシステムの導
入、運用、保守に関わる。
メーカー:
　自社のEDIシステムの開発、運用、保守に関わる。
物流企業:
　EDIを活用した物流システムの開発、運用、保守に関わる。
政府機関:
　EDIの普及促進や標準化に関わる。

　EDI専門家として求められるスキルは、企業や業種によって多少異なりますが、上記のような要件を満たすことが重要です。

資格

　EDIに関する専門知識を証明する資格として、以下のものがあります。

　EDIスペシャリスト試験: 一般社団法人EDI推進コンソーシアムが実施する試験です。EDIに関する基礎知識を問われます。
　EDIアドバンスドスペシャリスト試験: EDIスペシャリスト試験の上位試験です。より高度なEDIに関する知識を問われます。
　情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士: 情報システムのセキュリティに関する知識と技能を問われる試験です。