嫁が突然ピピンの話をしてきた

嫁が突然「ピピンって持ってた?」って聞くので「え?なにピピン@?持ってるわけないじゃん」って失笑交じりに答えたら、「やっぱ失笑するようなものなのか」って言われた。
嫁はここ数年自らゲームを始めるとともに、ゲーム配信者の配信を見るようになったのだが、それこそPONから現在までのビデオゲーム史の中での経験が圧倒的に少ない。それゆえ当時自分が何も考えず通り過ぎてしまった事象に説明を求められることが多く、それはそれで、当時を思い出すのに、懐かしかったりめんどくさかったりするのだ。
確かに今から考えれば、「appleが家庭用ゲーム機に殴り込み!」みたいなハードがあんな大爆死することは考えにくいのかもしれない。しかし、いくら製造がappleと言っても、販売するのがバンダイなわけで、ユーザーから見れば(というか自分の私見だが)すでにプレステとサターンのゲーム戦争が始まっている中に、ぱっとしない版権モノばかり作ってるゲームメーカーが、そんなに安くもないハード発売したって買うわけないって話なのだ。ていうかプレイディアはどこいった。当時自分はすでにMacintoshのユーザーであったし、昔からゲームはゲーム機でやるもの、パソコンはパソコンと思っていたので、ピピンのもつパソコンとゲーム機のいいとこどりのコンセプトをすでに高いレベルで「いいとこどり」していたわけで、まったく魅力に感じなかった。
それと当時のappleはジョブズ不在な上、互換ライセンスを始め数々の迷走を続けており、うちの教授(超エバンジェリスト)が「もう記念にappleの株を買うか・・・」と悲しい目をするくらいには落ち目であり、そんな時に作ったハードなもんだからappleにとっても黒歴史でしかないんだよな。
そういう当時の諸々の事情を鑑みて、ピピンを失笑しているわけなのです。


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