ＡＤＨＤの私が家で「あること」をしただけで30万円手に入れた秘密

　はじめまして、ＱＯＬアゲアゲ星人です！全人類、特に自分のQOL（クオリティ　オブ　ライフ）を上げるために意識高い系のほうから来た地球人です。

　さて皆さん、お金は好きですか？

　現在私達が生きる資本主義社会ではお金の有無は生存に直結する問題ですから、お金は欲しいですよね。私もです！
　
　世の中には「お金で変えない幸せがある」とか「愛は金で変えない」などという人がいますが、吹雪の中自販機で買う缶コーヒーのぬくもりを知らないのでしょうか？吹雪の中で自分だけ缶コーヒーを買うお金がなくても同じことが言えるでしょうか？

　「愛はお金で買えない」的なメッセージを投げかけるトレンディなドラマの背景にお洒落な校舎やオフィスやスキー場やレストランや都心のマンションなんかが映ってるダブスタ。「お金で買えない愛」とはゲーテッドコミュニティ、金持ちだけの町のなかで繰り広げられる美しいおままごとにすぎないのではないでしょうか？

　インターネットでは朝な夕なを問わずミソジニーとミサンドリーが不毛な争いを繰り広げていますが、私にはこれが富の偏在への不満をいっとき紛らわすための阿片のように思われてなりません。大学進学費用がめちゃくちゃ高くなった今日において、女が高給取りの男を好むのは女のせいではありません。弱者男性は女を叩いてないで資本主義を粉砕すべき。

万国の弱者男性、団結せよ！

　また、資本主義経済の中で企業が合理的に判断すれば出産で一時離脱する可能性のある女より男に重要なポジションを与えるのも当たり前のことなので、女も虐げられてるぴえんって言ってる場合ではなく男性社員と共闘して男女ともの育休産休後取得義務化を目指すもしくは、

自営業でバリバリ稼いで資本主義で殴られたぶんを資本主義で殴り返すべきなのです。　

（それはそれとして日本政府に本気で少子化対策とか経済発展とかを目指す気があれば、資本主義だけではだめで国公立大学の無償化とか、低収入世帯への支援など再分配は必須でありましょう）

　ああ空はこんなに青いのに、風はこんなにあたたかいのに、太陽は完全無料で惜しみなくその光を振りまいているのに、木々は黙って炭素を固定化し酸素を吐き出しているのに、なぜお金はこんなにも私達を悩ませるのでしょうか？でも紙幣をお焚き上げしたところですでにほとんどのお金は電子的なデータになっているいます。お金という人格なき神の掌から我々が自由になることはできないのでしょうか？

　だからって「お金は汚いから寄付なさい」っていうような宗教にハマっちゃだめですよ。私達がいまスマホとかパソコンとかいじくり回せるのはお金という血液が社会をめぐり技術を発展させたからです。ありがとう資本主義、ありがとうお金、わたしお金大好き♡

　あれは中1のときだった。初めてのアルバイト（赤旗新聞の配達）でもらった給料でブラック・ジャックを買った。ブラック・ジャックもいっぱいお金かせいでいた。お金稼ぐのって楽しい！お金使うのって楽しい！

　ありがとう赤旗新聞！ありがとう日本共産党！わたしに賃労働と消費の喜びを教えてくれて。早朝の道は私だけのもので、朝もやのかかった団地の給水塔はお城みたいに綺麗だった。桔梗の花に宿る朝露のきらめき。公園のそばの大きな木はいつも優しい姿で私を待っていてくれた。

　ラットレースぐるぐる。どうせならスキップして。口笛も吹いて。たまには誰かと手を繋いだりして。花を摘んだり、逆走してみてもいい。

　ねえ、もしもボックス、もしも私が縄文人で家を建てたいと思えばどうするかしら？きっと木や蔓を使うでしょう。いい感じの洞窟があればそこに干し草や毛皮を敷くでしょう。

　でももしも、もしも現代の都市で家を作ろうと思ったなら？建材はブルーシートや角材になるでしょう。生活保護が受けられるならそれを利用するでしょうし、お金があるならテントを買ったり大工さんに建ててもらうこともできる。

　そう、資本主義経済とか福祉とかは良いとか悪いとかそういうのじゃなくて「環境」なのです。海や森や太陽や雨や風のように。その中で我々は一匹の獣として生きていくより他ないのです。そのために海岸で貝を拾い、森で木の実を摘み、友達とマンモスを追いかけ、畑を耕し、鍬を作り、米と魚を交換し、スマホを転売し、株を転がし、会社でお給料をもらって、買い物をし、そうして得たものを自分と家族と仲間に還元して生きていく。俺はひとりの修羅なのだ。そしてお前も。