見出し画像

ULINK DA Drive Analyzerの強み: ドライブ健全性プロセスの自動化

本稿はQNAPのパートナーULINK社の出張記事です。ULINK は HDDやSSDの寿命をAIで予測するツールを提供する企業で、QNAPは同社と協業し NAS 専用の「DA Drive Analyzer」を提供しています。
ドライブ故障予測のプロフェッショナル、ULINKによるHDD&SSDの豆知識などを全10回に渡りご紹介していきます!

仮に田中太郎さんが、数百台のドライブを使用するDatHumRというデータセンターのCTOだとしましょう。最近、いくつかのドライブがクラッシュし、サービスの停止や中断を招いてしまいました。すでに業績不振で圧迫されている顧客にとってはかなりの痛手。田中さんは、データセンターで使用されているすべてのドライブの健康状態の傾向を俯瞰することで、データセンターの運用を効率化したいと考えています。

ULINK DA Portalは完璧なソリューションです。これは、ULINK DA Drive Analyzerを使用したウェブベースのダッシュボードで、使用中のドライブの健全性の傾向を1つのウィンドウに表示します。このソリューションにより、田中さんはドライブの保守作業を合理化、自動化することができます。

ULINK DA Drive Analyzerは、ドライブの健全性パラメータを毎日収集し、監視します。クラウドAIエンジンを搭載したULINK DA Drive Analyzerは、このデータを使用して、ドライブが故障に近い状態にあることをインテリジェントに予測します。AIアルゴリズムによって故障前のパターンが検出されると、そのドライブは危険、または故障に近いドライブとしてフラグが立てられます。

電子メール通知は、故障ドライブの検出、重度または中度の故障リスク予測、しきい値ベースのアラート、およびドライブの健全性に関する週次サマリー・レポートに設定できます。関係者はログインして、ドライブの健全性に関する問題を調査し、情報に基づいた対策を決定することができます。異なるシナリオに対してプロセスを設定することができるため、正しいアクションを取るための時間を無駄にすることはありません。

ULINK DA Drive AnalyzerとDA Portalは、人による監視や介入を最小限に抑えながら、ドライブの健全性監視プロセスを可能な限り自動化するために必要なすべてのツールを提供します。DataHumRのようなデータセンターにとって、ドライブのメンテナンスを合理化し、自動化することは、サービスの継続性を確保し、データと時間の損失を削減する上で大いに役立ちます。


世界有数のNASメーカー、QNAP株式会社の公式noteです。