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「インタンジブルなアラームのパレット」
「希望を詠め……」
希望を詠め
まぶしい光を
開いた右手で隠して
指をブラインドのようにすれば
少しは向こうが見えやすくなる
希望を詠め
未完成のまま
夜を迎えても
待つべきだろう
朝の訪れ
終わりも
始まりも
ゆだねるしかない
だからこそ
希望を詠め
「やさしさが濁るわけではない」
心の傷は
物の劣化とは違う
使えなくなるわけではない
心が
古びるわけではない
やさしさが
濁るわけではない
より大切なものを
選ぶようになる
大事なものが
わかるようになる
それ以上は望まないほうがいい
「故郷があった場所を探す少年」
ひび割れた
光景を歩いて
神の声を
求める少年
Three days after the earthquake
今この大地にあふれる
言葉に救いはあるのだろうか
風の吹くほうへ
風の吹くほうへ
足は向く
ダメになった
レール沿いを歩いて
Three days after the earthquake
故郷があった場所を
探す少年
信号機が灯らない
緊急車両が音を立てている
行列に混ざって
なるべく脇見をせず
地面を踏む
家族がテントを張ってた
自動販売機が倒れていた
ヘリコプターが不穏だった
信じられない距離を歩いた
何をしたんだろう
何をしていたんだろう
少年は
ぼんやりと覚悟をするしかなかった
あの日
「時代のゆくえを知りたい」
生きている間に
時代のゆくえを知りたい
混乱が終わるのか
続くのか
生きている間に
時代のゆくえを知りたい
問いかけが終わるのか
続くのか
流れの中の一滴は
ずっと
一滴の形をしているのだろうか
流れの中の命は
ずっと
命の形をしているのだろうか
流れの中の魂は
ずっと
魂の形をしているのだろうか
生きている間に
時代のゆくえを知りたい
ある程度の予想が
見えるくらいの
オリジナル詩と音楽AI生成、イラストAI生成で遊んでいます。 YouTubeチャンネル「ポエトリーパーク910 」 https://www.youtube.com/@QioPoetryPark