「君の言葉と旅のパレット」

「君と言葉」

君が言葉を見つけたとき
昨日までの神秘は解放される

君が明日を見つけたとき
散らばった心のピースは
1つになる

思想の復帰
哲学の復帰
愛の復帰
個性の復帰

取り戻しに行く
今の向こう側へ

「生生流転を翻訳する旅」

旅に出よう

この世界
プリミティブからは
やり直せないけど

生生流転を翻訳する旅

さぁ長い旅に出よう

心の航海

発見するのは大陸ではない

理（ことわり）を想えば
聖地は心の中に

人生は苦であるとして
何も望んではならないとするなら

希望という言葉は
あってはならない言葉なのだろうか

希望とは
何かが増えることを描くことなのだろうか
減ってしまうことは
希望ではないのだろうか

喜びが増えて
苦しみがなくなることを
願っている
それが希望を持つということなのだろうか

人生は苦であるとして

生生流転を翻訳する旅

「命の立場」

考えることは生産的だ
調べることは生産的だ
遠回りも生産的だ

損をしたと思うのは
自分の欲望を満たすことだけにしか
価値を感じないからだ

生涯は
大事なことを知るために
大事な時間を与えられている

それぞれの命の立場で知るべきこと
それぞれの命の立場でするべきこと

それらのために時間はある
それらのために人生はある


生命がある

「ベランダに散歩」

ベランダに出ることを散歩と称して
太陽の表情を見に行く

ベランダに散歩
風を確認する

やや東に
洗濯ものを干す（地域）スペース

やや西に
プランターを並べてある（地域）スペース

量よりも質が大事であるなら
経験も同じように考えたい

意味のないことはない
そんな言葉に惑わされず

良くないことには良くないと
素直に言えるように

ベランダに散歩
呼吸のリセット

空気

読むも
読まないも

新鮮に

#詩人のパレットQ2