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「親愛なるアンネのキティーへ」

彼女のダイアリーは
世界に届いたころ
正しく鐘は鳴らしてもらえたのだろうか
花束は彼女の魂に届いたのだろうか

ディスプレイされない “ what you want to say ”
ほんとうは特別なことはなかったのかもしれない

きっと彩りは変えられて
ここまで届いたころ

1つの過ち(あやまち)は
誰もの心の中で
裁かれてきただろうと思う

あの悲劇を繰り返す歴史ではあってほしくない

親愛なるアンネのキティーへ
今はそう言わせてください

くちばしに咥えられていた手紙は
きょうも届けられる
重たい世界の中で
あっけらかんとチャイムを鳴らしつづけるために

地上で起きていることだけが
すべてではないことを

知らない誰かに向かって

言葉の鳥よ
空を飛べ
この星の空を飛んでおくれ
この星の心を超えておくれ



#くちばしに咥えられていた手紙1


オリジナル詩と音楽AI生成、イラストAI生成で遊んでいます。 YouTubeチャンネル「ポエトリーパーク910 」 https://www.youtube.com/@QioPoetryPark