「心象～季節は本音を吐いて君を立ち止まらせますね」

心象は
変えられる

心象は
絶対
変えられる

自分の思いではない思いは
手放そう

あの雲が流れて
遠くに消えるまでに

空を見ていたい気分が
終わらないうちに

受け止められるべき思いは
すでに伝わっているはず

未熟な言葉は忘れよう

エゴをたばにしても
間違っているところから崩れてゆく

世界は手のひらにのらない
小さな生活　
伸びをして　
起きる朝

長く感じる時間の中で
はじまりが　
また届く

形にされるべき願いは
すでに与えられているはず

乱暴な理想は忘れよう

奪い取った声は
オセロのように背を向けて転じてゆく

すべては手のひらにのらない
小さな人生　
目を閉じて
祈る朝

早く感じる時間の中で
はじまりが　
また届く

太陽が昇った空の下

明るい場所のほうが
多いですか
影のほうが
多いですか

計測できますか

君は
君自身の姿を
一つだと
思いますか

季節は嘘をついて

君を踊らせますね

季節は本音を吐いて

君を立ち止まらせますね

奥歯をかみしめて

頬がこわばって

一つ消して

一つ決めて

形を作っていく

君は君の結晶を

空を見ていたい気分が
終わらないうちに

#舞う花びら足もとの花びら