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「憧れが消えて 唇が乾いて リップを買い足したころ」

 

憧れが消えて
唇が乾いて
リップを買い足したころ

 ルーフバルコニーに
風でバタバタするブルーシート

空はすべてを包んで
時間を刻む

赤い鍋で作ったシチューが冷めてゆく
ストックの食パンが湿気ってゆく

嫌いな音の定義
黙示で伝わる

役に立つ情報は使い捨て
ゴミ箱にいっぱいで

昨日の君自身に会うのは自由
明日の君自身に会うのは約束

決まっている
書き換えは禁じられている

遠い昔も
遠い未来も

 

#BUNGAKUの箱1


オリジナル詩と音楽AI生成、イラストAI生成で遊んでいます。 YouTubeチャンネル「ポエトリーパーク910 」 https://www.youtube.com/@QioPoetryPark