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『ボクがつぶれるところを見せたくなかった』


水面は限りなく広くクリティカル


深い罪に

溺れて

自由にならない身は

沈んでゆく


あの日のボクは


君の愛に


息苦しくて

目を合わせられずに


ここから

見えなくなってゆく


幸せがあったことに気づかないまま


深い罪に

溺れて

自由にならない身は

浮かぶことなく


君は強い人だと思っていた

君は泣かない人だと思っていた


君の手にあったハンカチをボクが手にして

涙を拭いてあげたら

もっと君は泣いていた



君のことを知れば知るほど

それ以上踏み込める関係にはなれなかった


君は遠くへ去って行った



初恋には

数えられない夢は

深い罪となって

心に重力を与えてくる


記憶に重さがあるのか

それとも君の存在の重さなのか


増えた悲しみは

減ることはないんだね


サヨナラが精一杯の処置だった

ボクがつぶれるところを見せたくなかった




#どこかで会った誰かのようなstories2


オリジナル詩と音楽AI生成、イラストAI生成で遊んでいます。 YouTubeチャンネル「ポエトリーパーク910 」 https://www.youtube.com/@QioPoetryPark