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「だんだんと叙情的なパレット」




「幼少のころの自分で幼少のころの自分を怖がっている」


正直でいようとすると

押し殺すか

涙を流すか

なってしまっていた

あのころは

きっと

そう

感情を作ってしまうと

ほんとうの自分の感情が

わからなくなって

もどって来れなくなってしまう気がしていた

違う人格になって

違う人生を生きていたかもしれない

あのころの自分がいて

今の自分がいるのだけれど

こんなふうに考えてしまうのは

幼少のころに傷ついた自分で

幼少のころに傷ついた自分を

怖がっているんだと思う


「買い被ると、堕落する」


よく気づくということと

よぎる妄想は

紙一重

人の気持ちがわかると

自分で自分を買い被ると

堕落する

なぜ自分の心は

分析をしたがるのだろう

そして

なぜ分析した結果を

すべてのことに

あてはまるように表現して

何かにぶつけようとするのだろう


「満たされることに決まりがない」


産みの苦しみ

と言うけれど

創作することはそんなに苦ではない

たいしたものを作っていないからとか

そういう意味ではなく

それよりも

作ったものをさらけ出す

段階の方がエネルギーを使う

やっと

形になったものや言動や行動を

エアーポケットのようなゴミ箱に

捨てたくなってしまうことがある

満たされない感じが

満たされる感じになり

満たされる感じが

満たされない感じになる

決まりがあって満たされるわけではない

満たされることに決まりがない

心の中にあるものをさらけ出す

残すことになるか

なかったものにするか

時間が教えてくれるとも限らないから


「探しもの、落しもの、自由にならない今」


未来に

想いを寄せて

力が出るなら

存分に

夢を描けばいい

思い出に

誘われて

心が 

ほぐれるなら

好きなだけ

記憶をたどればいい

自由にならない ”今”に

自由にできない ”今”に

挑むために


「吸収しなくていい物語」


吸収するべき物語

吸収しなくていい物語

降りかかってくる物語

避けることのできる物語

君のスピードで通り過ぎて

まっすぐを見て

君の宇宙で

まわりを違うものにして

君の行く先に到着してやれ


#詩人のパレットQ3



オリジナル詩と音楽AI生成、イラストAI生成で遊んでいます。 YouTubeチャンネル「ポエトリーパーク910 」 https://www.youtube.com/@QioPoetryPark