在る
彼は真っ直ぐな木のよう
波を打たない湖のよう
一切の何かに寄りかかることなく、しんと立っている
一切の波を打たず静かにただそこに在る
わたしは彼のそんなところに安心する
絶対に交わらないから
なのに、互いの顔を見て、対話ができる
時間を共有できる
同じことを思ったり、同じことを同じタイミングで喋ったりする
朝も夜も楽しめる
ひとりになったとき、また会いたいなという感情よりも、ありがたいなという感情でいっぱいになる
あんまり大切でぽろぽろ涙が出るのは初めて
たぶんこれはね、前おしえてもらった、いのちが震えてるときの涙だ
自然や動物に対する関わり方と同じような感覚で、彼がそこに存在している事実だけで胸がいっぱいになる
わたしは彼とどういう名前の関係を築いていけば良いのかわからない
でもとっても大切なんだ
友達とか恋人とかそういうのじゃなくて、というかそういう説明がどうでもいいと思える人なんだ
(まー彼に彼女ができたら落ち込むとは思うが)
どうしたらこの気持ちを共有できるかなと、絵や言葉を貯める
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