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ルノー(Renaud) - Tournée D'enfer


ルノー(Renaud、本名 ルノー・セシャン)はフランスの歌手で1952年にパリで生まれました。

学生時代から政治運動に身を投じるなど1970年代から現在までの歌手活動で20枚を超えるアルバム、フランス国内では2000万枚以上の売上を誇る名実ともにフランスを代表するシンガーとして現在で活躍しています。彼の音楽はシャンソンの哀愁漂うメロディーと色彩感に満ちたハーモニーを伴った優雅でやさしい響きとは裏腹に歌詞は人権、エコロジー、反軍国主義などの社会・政治問題に関して積極的に関わり、社会的・政治的な問題、戦争や平和などは彼の曲のテーマにもなっています。

こうした立場から物議をかもすこともありましたが他のシャンソン歌手とは一線を画す存在としてフランス国民から絶大な支持を得ています。代表作には、ベルギーの女性歌手アクセル・レッドとデュエットした『Manhattan-Kaboul』があり、2002年にフランスでヒットしました。この曲はニューヨークはマンハッタンのツインタワーで働くプエルトリコ人の若い男の子とアフガニスタンのカブールで貧しい暮らしをおくるアフガニスタンの女の子の掛け合いという設定になっており、まさに911事件を扱った曲としてフランスで大ヒットしました。

日本では馴染みのないアーティストですがこの機会に是非彼の反骨精神が宿るシャンソンをお聞きください。

Tournée D'enfer

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