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CDという媒体について

私の育ちはCD世代真っ盛りだったので、今でもCDが好きです。がしがし買ってます。置き場所が足りなくて困ってるので、今でも実家に眠らせているものも多数あります。早く処分しろと怒られることもあります。でも好きなんです。

今はサブスク時代となり、CDを買わない人が増えました。同時にレコードが流行しているそうです。もし私が今の時代に音楽を吸収しまくるスポンジのような世代だったら、CDを買ってたんでしょうか・・・?まさか、レコードを買っていたんでしょうか・・・?

そんなifの世界線は分からないですが、サブスクには決定的な欠点があると思ってます。それは、曲のクレジットが分からないことです。歌詞くらいはネットで調べれば出てくるし、かろうじて作詞・作曲くらいは分かります。でも、特にソロシンガーやジャズの場合、誰が何の楽器を弾いてるかって、興味深い情報なんです。だから、パーソネルくらいはせめて知りたいところ。サブスクや配信での販売って、それ分かります?分かる方法があるのだったら、是非教えていただきたいくらいです。誰が何の楽器を演奏しているか分かるバンドですら、Calmeraのゴウシさんとか、Kroiの内田さんとか、どの曲で何を演奏しているのか気になるんです(笑)。その個人のクセある演奏で「ああ、○○さんらしいな」ってニヤりとするのも一つの楽しみと思っていますので。

他には、アートワークがちゃんとは知れないこと。アートワークも作品に欠かせないものとして認識をしているので、特にフィジカルが出ている場合のサブスクだとなんだか味気ないんですよ。きっとそれが価格に出ているんでしょうけれど。こだわって作っている部分でもあるでしょうから、ちゃんとそこも鑑賞したいですよね。

あと、突然サブスクから消えてしまうこともあります。お薬で捕まった時なんて、テキメンですね。本当に大好きなあの曲が聴けなくなったときも、犯罪で捕まったからそれでいいんだって言えます?辛かった時の自分を支えてくれてたその曲だったとしても、そう言えますか?私にはそういう綺麗事は言えないんじゃないかなと思います。
そういうときにCDを持っていれば、せめて配信で購入したり、レンタルを取り込んでおいたりすれば、ずっと曲を聴くことができます。だから場所は取るし、お金のかかる道楽だと思ったりするんですが、CDを買ってしまうのです。1回iTunesに入れてしまえば、出番ってなかなか出てこないんですけど、おもむろに手に取って眺めたりするの、楽しいですよ?(主に深夜です)。モノがあるからこそ、チャンスがあればサインを入れてもらうことだってできるのです。

ただ一つ言いたいのは、ケースに入れにくいほどの分厚いブックレットだけはやめて欲しいです。コレクターなので、見て中にしまう時に傷つけたり破ったりしてしまいそうだからです。逆に怖くて見ることができないという、本末転倒なことが実際起こっているので(笑)。

そこまでジャケットとか大事なら、レコードにしたら?とか言われそうですけど、私が小さい頃、「子どもはレコードにさわるな!!!」と怒られたりしていたものですから、扱いが怖いのと、、、あと、針を落として聴くものですから、劣化が怖いと感じている、その2点ですかね。
レコードは実際、何枚か持っていて、実家にあります。プレイヤーも大学時代に自転車で(!)買いに行ったことがあります(Audio Technica製)。そして、聴いてたこともあります・・・が、やはり扱いの楽さという意味でCDに敵いませんでしたね・・・。なにせズボラなもので。

集めるのが大好きなコレクター資質にピッタリ来たのがCDだったので、中学生からずっと集めてます。2回くらい200枚レベルで売ってしまったんですけど、果たしてそれは良かったのか、良くなかったのか・・・聴かないならいいでしょ?ってそういうものじゃないです、コレクターってやつは。持ってることが重要だったりするのです。

そんなこんなで、フィジカルを買う楽しみ、少しでも伝わってたらいいな、と思います(コレクターのつぶやき)。

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