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楽しいことばかりじゃなかった

こんにちは。
少し前に記しました、90年代企画が一部で盛り上がりまして、とても嬉しく思ったので、続きの2000年代企画や2010年代企画を立ち上げようとしたときに、、、何を聴いてたか思い出せないよ!となり、出産・子育ての2010年代はともかく、なぜ2000年代が書けないのか思い出してたら、「ああ」と合点が行きましたので、今回は楽しい話ではないですけど(先言っときます)、させていただければと思います。(前と繰り返しになってる部分があるかも知れませんが、それはごめんなさい)

2000年代、私は社会人になりまして、その前半は実家に住んでたし、経済的な自由がかなりあったので、それまで以上に音楽を聴くことに爆進します。しかしですが、あれもこれもとCDを買ってたら、月のCD購入ペースがハイになってしまい、それはじっくり聴けないよね、ってよほど聴いてたのしか覚えてない状態です(苦笑)。

この頃特に良く聴いてたのが、AIRさん、PE'Z、COOL DRIVE(cool drive makers)、DEPAPEPE、the band apart、椿屋四重奏、Scudelia Electro、curve509、MOTORWORKS、Science Ministry、GRAPEVINEとかそんなあたりでしょうか。

2002年からPE'Z、2003年の大阪経済大学のCOOL DRIVEの学園祭ライブを皮切りに、2004年はCOOL DRIVEのライブにインストアライブも含め遠征し、MOTORWORKSもたくさんライブがあったので、あちこち出かけ回り、とても幸せな1年でした。

が、しかし、2005年はMOTORWORKSの活動もなければ、COOL DRIVEが10月に活動を停止するのです。2004年に楽しんできたものをここで一気に失ってしまったのです。

特にCOOL DRIVEの活動停止は大きすぎました。じゃあ、L⇔Rの活動停止は何でもなかったの?と聞かれると、1つ差がありまして、ライブに行ったかどうか、これが大分違う感情を生み出している点になっています。L⇔Rは1回も見られなかったので、思い入れと言うより、憧れという感情ですが、COOL DRIVEは前述した通り、5公演あるツアー中、3公演を回り、インストアライブもイベントも行って、サイン会にも参加して・・・アクティブに動き回ったこともあり、思い入れも深いのです。初めて好きになった2003年からわずか2年の蜜月となってしまったのでした。。

どうしてそこまでCOOL DRIVEに・・・と言いますと、最初はPE'Zのオフ会で、「spinning wheel」のカヴァーを「これ聴いて」と聴かせてもらい、イントロから好きになってしまったのですが、9月に自分で色んなことがよくわからなくなり、出かけた岩手へのひとり旅でCOOL DRIVEを道連れにして、勝手に心の友になって帰ってきて以来、ずっと支えてもらってたからです。歌詞が綺麗事じゃなくて、マイナスの面についても触れていて、かつ、それでもいいよ、頑張ろうよってメッセージがそこにあったから、だからこそいつもそばにいた。既発曲を失ったわけではないけど、新しく曲が増えなくなったこと、またライブを見られなくなってしまったことは、ものすごく大きな出来事でした。。

その後、自分を取り巻く環境が変わって、他の趣味を見つけたり、一人暮らしをすることになったり、お金の使い道が変わったこともあるのですが、「これから私は何を聴けばいいのだろう」と急にJ-POPというシーンから目をそむけたくなってしまい、ここから完全に数年間はJAZZか、ELLEGARDENやFACTといった激しいものに傾倒していった感じで、聴くものもがらっと変わってしまいました。JAZZは特に、心境がどうであれ聴くことができるので、ライブも聴いてる音もJAZZに傾倒しがちでした。

それから2010年代には出産を経たため、以前書いたように音楽を全く受け付けなくなった時期がありました。ひょんなことから目にしたエグスプロージョンのとりことなり、再度エンタメを趣味とし始ましたが、2016年の終わりに状況が一変し、昔聴いていた音楽を大事にするモードが再来しました。

同時に、通りかかったヴィレッジ・ヴァンガードから良さげな音楽が聞こえてきて、それがfox capture planだったわけですが、そのfox capture planのラジオを聴いて、Calmeraに出会い、Calmeraが色々な音楽と引き合わせてくれて、その後、Neighbors ComplainやKing Gnuなど聴くようになり、サブスクの後押しもあってOmoinotakeなどが増え、そして、今年Kroiちゃんに沼り、だんだんと音楽(ポップス)を楽しめるようになってきて、、本当に「時間薬」なんですよね。だから最近のものは全然詳しくないし、偏ってます。Twitterで教えてもらったり、サブスクなどでリコメンドされたものを聴きながら、再度ライブラリを増やしているような状態でして、決してどこかの時代を否定したいわけでもなんでもなく、自分のライフステージの変化や、バンドの活動の変化が組み合わさった結果がこういう聴き方になったというだけです。いつでも音楽は面白いですし、嫌になったわけではない、でも、楽しいことばかりじゃなかった、ということです。

だから、2000年代・2010年代プレイリスト企画は難しいのですという、それだけの話でした。もしかしたら2000年代前半だけは作るかも知れないですが(でも、マニアックなの聴いてたからサブスクにないかも)。。

言いたいこと、うまく言えてないかも知れませんが、今日もお読みくださり、ありがとうございました。

「強く生きな 強く 泣き虫でもいい」
DRIVE HOME〜Oh! Yeah!〜/cool drive makers
私の一番好きな歌詞です。

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