毛布にくるまれたままでいたい

願望ダダ漏れのタイトルですが。寝てられるものなら、何もしないで寝ていたい。だけど、こういう音にまみれていたい。

Kroiの最新e.p.の最後の曲「WATAGUMO」です。不思議な展開のふわふわとした、包まれるようでふわふわするようで暖かい毛布のような、ずっとくるまれていたい曲。

けど、あれれ、コメント欄を追ってみると歌詞があって、結構寂しいものなのですね。「ここにいたかった」ってさ、次の場所に行かなくちゃいけないことは分かっているけど、まだ夢を見ていたいってことだよね。

そして、脈絡もなくこちら。

L⇔Rの「(I wanna) BE WITH YOU」のカップリング曲、「Passin' Through〜'73追憶の日々」です。

多分、なんで並べたの?って感じだと思いますが、この曲の印象的なフレーズ「このまま分からずにいたいよ」・・・とこのふわふわ漂うような美しい曲調、あれ?何?結局、次の場所に行かなきゃいけないこと分かってて・・・(以下略)。

私の勝手な解釈なのですが、まだ新しいところに行くわけでなく、甘美な今に甘んじていたい・・・そんな曲たちだからこそ、ふわふわ漂うような美しい響きで現状を表しているのではないでしょうか?ということ。まるで、出たくない毛布・・・ということで冒頭へ戻るのですが。

実は私は歌詞をほとんど読んでいなくて、耳にひっかかる言葉があれば解釈しようとするタイプなので、全部を読んでの感想ではないのですが・・・、でも必要な言葉なら自然に入ってくるよね?という考え方です。昔はじっくり読んでたけど、それも中2くらいまでかなあ、すっかり音をたくさん浴びる方が楽しくなって、たくさんのものを聴き始めたから。

まぁ、余談はさておき、ついにKroi熱がL⇔Rまで結びついてしまった(驚)。

今日聴いてた、自分の自分による自分のためのプレイリストにも入れているPHAT PHUNKTIONのWeekend Specialという曲、ファンクなのにラップが入ってることに今更ながら「アッ」ってなって。このバンドに出会ったのは、ライブ遠征を重ねに重ねていた2004年頃、ライブの前か後かに必ず寄っていた渋谷のタワレコで試聴して刺さったものなのですが、、もうこの頃にはKroiの特徴に直結するようなものを聴いてたんだなぁと驚いたのです。

そして、配信ライブも何回かお代わりしています。ただただひたすら音楽が好きで好きでやっている集団だということが分かります。そして、だんだんと内田氏がヤングゴウシさんに、長谷部氏がヤングあっちゃんに見えてきて、どこかCalmeraを重ねてしまって、ここでも好きなものの積み重ねでたどり着いたことを実感しています。

あと、ギターの音色から、COOL DRIVE時代のギターサポートのカメラマンズ永田さんとネモさんの関係なども思い出してました。どういうわけか、ヴォーカリストの弾くリズムギターが聴きたいんだな、アハ。

最初はベースラインを中心に主張しまくる演奏と楽曲に魅せられていたものの、だんだん歌とラップに心奪われ、配信ライブを繰り返し見ているうちに、内田氏のフロントマンとしてのパフォーマンスから目が離せなくなって、もう髪の毛が緑色だとかなんとか、そんなことが気にならなくなってました。ほんと、ちゃんと空気を作れる立派なフロントマンです。COOL DRIVEのネモさんや、Calmeraのゴウシさんのフロントマンとしての空気づくりに魅せられている者として、同じようにちゃんと空気を作ってるなぁと画面の向こうから、ニヤニヤしながら眺めています、もう氷川きよしを愛でるおばあちゃんのようになっていることでしょう、、、強面なアー写なのにすでにかわいいとか言ってますんで。

こうして、色んな検証や他の好きなものとの結びつきを見つけながら、少しずつ自分の中に落とし込んで消化して、やっと「好きだ」と言える、この長く複雑なマイプロセスを経てのことなのです。我ながら難しいヤツやなと思うわけですが、対峙するってそういうことなのではないかと思って、血肉の一部になるまで向き合う毎度なのです。CalmeraもKing Gnuもそうやって落とし込んだので、またそのプロセスをこりもせず辿るのです。

さぁ、用事を済ませたら、毛布にくるまれようかな。

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