「Magnetic」Kroi@浜松窓枠(2023.04.15)ライブレポ(ネタバレ)
こんばんは。
ライブから1ヶ月以上が経過してしまい、ちゃんと書く自信がないのですが、せっかく観に行ったのだから、記録しておきたいと思いましてようやくエディタに向かうことができました。
前回の「BROADCAST」からおよそ半年、Kroiちゃんを観るのは2回目でして、チケットの番号も箱のサイズからすれば前の方でもなかったので、一旦は前の方に行ったものの、全然見えそうになかったので、後ろの段差上の最前列というポジション取り(タイトル画参照)をして、全体をよく見渡すことができました。
全体的な感想としては、前回と比べて圧倒的にMCが少なくなってました。観客として、演奏を聴きに来ているのですから、生で観られる機会には音楽をいっぱい演奏してもらえる方が嬉しいわけでして、良い具合だったと思います。あとはそう、今回もセットリストの写真を入手できたので、「BROADCAST」と比較してみたのですが、曲数が減ってました。時間的にも短くはなっていましたが、恐らくそれは減ったMCの分じゃない?という感覚でして、なぜだろうと考えると、音源にないイントロ・アウトロ、そしてソロ回しと、ライブならではの演奏を充実させた結果なのかな・・・と思います。
今回は2公演目でしたので、各種企画が始まってなかったり、今後もっと面白くなってくのかあとちょっとさみしく思う部分もあったのですが、その分しっかり「音楽」を聴かせてくれたライブだったのではないかと思います。前回のアフタヌーンティーもワタグモバトルも面白かったけど、純粋に「音楽」で楽しませてもらえたのもあって、2公演目もいいものだなと思いました。
さて、セットリストから書き起こしていきますね。
(前説)
注意事項はメンバーの読み上げで録音されたものが流れたのですが、笑いながらだったのが面白くて、同じことを2回言ってたりもしました。ラジオで話されていた、武田鉄矢さんのモノマネがウケない件、あれ、事前に言われてなかったら多分分からなかったです(笑)。
「怜央がいない」「サイテー」だの言いながら、他の4人がなんとなくから楽器を弾き始めるセッションだったのですが、これがセットリストに記載されている時点で全くの茶番だったことを知りました(笑)。しかしながら、さすが「楽器を聴かせたい」バンドだなと唸らされましたね。
JAMからシームレスに繋がって。まさかの選曲に驚かされるのだが、この曲も「HUB」の中で好きな曲だったため、意外性を感じながら心地よく揺れました。早速楽器好きバンドの本領発揮で、充実のキーボードソロがありました。客席から見て左側のマイクを使って、声が伸びないようにしてました。拡声器的な声になってました。
3.FUNKY GUNSLINGER
こちらもシームレスに繋がって。楽器のバッキングがありながらの挨拶。「ブチブチに上がりながらも、テキトーに踊って帰ってください」、今まで「踊って」と言い続けて来たバンドだからこそ、テキトーにという部分に引っかかりを感じてしまったのですが、自由に楽しんでほしいという想いだったのでしょうか。(もしかしたら、入場列で体調が悪くなった人がいたから、それに対する気遣いだったのでしょうか。。)前回聴いた時より堂に入った演奏だった気がしました。こなれたのですね。あと、千葉さんがべべちゃんを手の鉄砲で何度か撃ってたの、、あれは何だったのでしょうね?
まだまだ繋がっての演奏。そして充実のソロ回し。今回はパーカッションもしっかり回されてたのが良かったですね。リズムが益田さんに内田さんに千葉さんと3人で刻まれているところがアツいところだと思います。声出し解禁になったことによって、会場全体でEverybody Funky Yeah!なってました。
5.DRIPPIN' DESERT
イントロが全然違ったので、何の曲だろう?ってなったのですが、そういうことをしてくれるのが魅力です。きっと演奏し続けて、この曲もこなれてきたということですね。声出し解禁になったことで、原曲だとべべちゃんが「ヘイ!」って言ってるアレ、ようやく一緒に言えたのでした(念願だった)。
くしゃみの前までは、イントロがいろんなパターンになる曲ですね。こういう毎回違ってみんないい、みたいなの、すごく好物です。って、ここまでe.p.の曲が全く出てこないってのもなかなか面白い構成ですね。
(MC)
全身びっしょりになって、スポッチャみたいになったという話から(ていうか、スポッチャって何か、ググっても分からなかったんですが・・・)。関さん曰く「怜央のしぶきがすごい」ということでしたが、あの眼福の「緑髪の華麗なふぁさ」は健在だったので、頭は汗をかかない体質なのか??と思いました(そういう体質もあるという話は聞いたことがある)。
それから話は流れて、千葉さん「怜央チャリ乗れないだよ」、会場「え〜!?」、内田さん「え〜?知らないのぉ〜!?」、完全に開き直った(笑)。「風来」のMV撮影時、さわやかな空の下、チャリを漕いでくださいというオーダーがあったがNGにしたという話。。
内田さん「体動かすのは好きですか?」会場「好き〜!」内田さん「俺はあんま好きじゃない・・・でも、音楽があると身体が動いちゃう、それを体現しています。」自分も身体を動かすのが嫌いなタイプなので、激しく同意でした。。この話についての私見は後ほど。
関さん「怜央はこうやってダンスしているのを見ると、すごく運動神経いいように見えるでしょ?実際は運動神経がすごく悪い。」内田さん「ダンスはいつも部屋の中で踊り狂ってるから。」部屋の中が一番うるさいという話から、べべちゃん「本当の怜央を俺らも知らない」・・・(笑)。
べべちゃん、缶から取り出したピックを投げる(謎のタイミング)。ラジオでも話してましたが、The Birthdayのチバユウスケさんからピック投げについて教わった話があり、対バンのとき、弾丸みたいに飛んでて、壁に突き刺さってたそうです(忍者屋敷発言)。
7.風来
益田さんをみんなで見ながら、和音を「じゃん!」って何度も合わせながら、MCしつつ。最初はこの和音から始まるのが「Never Ending Story」だと思ってました。益田さんの着てたTシャツが去年の「Take Off」で内田さんの着てたTシャツだった話→素敵な装い→ぽかぽかしてきた→この陽気で聞きたい曲、か〜ら〜の、「This is 風来!」(繰り返し)。アウトロのドラムロールとベースから始まる意外性、遊んでて良い。そして、この曲はブラスを入れているからこそ、ライブでのアレンジが肝心になってくるのだが・・・さみしさを微塵も感じさせなかった上に、途中のキーボードソロがずっと聴いていたいくらい心地よくて、千葉さんも「もうちょっとやりまーす」と一言挟んで、予定よりソロが長かった模様でした。最初にアウトロを演奏したので、最後は歌い始めの「今日もDiscovery〜♪」で終わりました。
8.ASTRAL SONER
恐らくライブでやらないだろうと思ってた曲がここで。「Page」でしか使わないと思っていた、客から見ると左側にあるマイクで歌って、声が伸びないようなエフェクトをかけてました。余談ですが、通常のマイクが緑色になっていて、スタンドに緑のケーブルが絡んでいるので、これらが繋がっていると思いきや、通常のマイクのケーブルは黒いんですね。絡んでいるのはこちらの左のマイクでしょうか。確かに、ハンドマイクにして歌うこともあるので、ずっと絡んでることはできないですものね。。
9,侵攻
はい、中盤チルゾーン。誰が決めたのか、だいたい中盤にしっとりするんですよね(若い頃からずっと思っていたことです)。この回の「侵攻」は、「LENS」のバージョンではなく、以前私がYouTubeで見て衝撃を受けた、最後に暗いまま盛り上がるバージョンでして、とてもそれが嬉しかったのです。そして特筆すべきは、前回の「Not Forever」に引き続き、内田さんのギターソロ!これもずっと聴いていたかったなあ。。担当楽器の中ではギターの存在感って薄い方ではないかと思うんですが、確実にべべちゃんとキャラの違ったギターで唸らせてくれるのですよね。多分、ジャズギターが根底のどこかにあると思います。
以前のDVDでは、このイントロから「Monster Play」が始まったのでそうかと思いきや、違ったので騙された感があったのですが、原曲では間奏でこのイントロと同じことしているのでした。なので、騙されたってわけでもなかったようです。
(MC)
1公演目の横浜とセットリストが全然違うということ。関さん「驚いたっしょ〜(ドヤぁ)」内田さん「でも、これで全部です。」バラしちゃうところが良いですね。前曲の「FINCH」はそれまでアンコールなどで要望されていても、全然練習していないしできなかったので、今回は演奏しやすいようにアレンジして演奏したとのことでした。
他は楽屋に餃子があった話。にんにくが入ってないからと言われて食べたけど、ニラが入っているのですごく餃子だったそうで、餃子スポッチャと言ってました。(浜松は、宇都宮と競う餃子の街でもありますので。。)
ここからe.p.曲をやりましょうということでリード曲。まだライブでの演奏回数重ねていないこともあり、音源に忠実な演奏でした(逆に珍しい!?)。
12.HARD POOL
TECHNICSの配信ライブで演奏した、半音下げのバージョンでした。途中会場が合唱してたところがあったのですが、あれ、既に何かお約束化されているのでしょうか・・・(歌詞読まない族は急には歌えないのです)。
個人的な印象ですが、この曲を聴くと終わりが見えてくる感じがするのです。あ、あとちょっとなのかな?って。恐らくDVDとかでいつも終わりの方に観る曲だからでしょうかね?間奏のところのコーラス、会場で合唱になりました。その際に、内田さん「声出しOKになりました」、なんて初々しくて可愛いアジテーションなのでしょう(驚)。さすがコロナ禍デビュー組ですね、これからどんなアジテーションをするようになるのか、楽しみです。
(MC)
「今晩のKroiちゃんは、あと2曲でございます。え゛〜な゛ん゛でぇ〜!?」
と1人で会話する内田さん。千葉さん「うちでいつもそんなんしてるんだ?」(冷静ツッコミ)。内田さん「うん」。この「うん」が本当に普通の言い方だったので、ギャップが面白かったのであります。しかも、部屋では小学生の下ネタみたいなのを叫んでいるとのことでした。部屋で何してるのか、覗いてみたくなるMCでした。
14.BALMY LIFE
初めての街ということで、代表曲みたいになっちゃってる曲をやりますと演奏してくれました。前回は聴けなかったので、聴けて嬉しかったです。こうしてセットリストを辿ってみると、前回の「BROADCAST」と被ってない曲が多いことに気づき、嬉しくなるのです。
最後に定番の1曲。途中の語りの部分で、「初めての街でSHINCHAができることを嬉しく思います。最後に便利な曲です。そんなこと言っちゃうと嫌な曲になっちゃうけど、俺らにとって大事な曲です。」のようなことを言ってまして、その後の即興部分では、餃子いじりがあり、前回見たときのエモさとは違った雰囲気で終わりました。
(ENCOLE)
声出しOKについて、この人数での歓声を聞いたことがなく、普通に怯んでしまうとのことでした。
千葉さん「ここ、静岡ですねえ」。「熱海」への誘導尋問だったわけですが、何故か流れが変わり、「CUSTARD」が聴きたいという会場リクエスト!関さん「熱海って言ったら、喜んでくれると思ったのに〜」(お父さんの優しい心遣いみたいな言い方だった)。そして、曲変更OKの合図で会場のライトがチカチカっとなると、5人が丸くなって短時間の打ち合わせという貴重な光景に。
予定から急な変更。テンション爆上げで跳ねて終わりました(笑)。関さん⇔益田さんのソロは顕在でした。I wannaでコール・アンド・レスポンスがありました。
17.FIRE BRAIN
こちらもテンション爆上げで跳ねて終わりました。いかんせん、歳が歳なので、最後はもうゼエゼエで、終わったら汗ダラダラだし、終わったことに正直安堵してしまいました・・・でも、なんでそこまで跳ねたかったんでしょうかね(笑)、それだけのパワーがあったってことですね。ハイ。BURN SUCH A BRAINですしね。
最後の最後に、内田さんのサングラスが取れてて、裸眼になってました。
この公演が行われた、「窓枠」という箱は3回目でして、その前2回には幸せな記憶しかなく、今回も幸せな記憶を塗り重ねてもらえました。やっぱり窓枠には幸せしかないのだなあと思った、雨の帰り道なのでした。
そして、公式さんのツイでは、激アツのFIRE BRAIN。
浜松へ来てもらえて、とても嬉しかったです(^^)。
それからそれから、セットリストをPlaylist化したので、貼っときます。
以下は私が今まで見てきたものあっての私見コーナーなので、見て頂いてもそうでなくてもどちらでも大丈夫です(^^)。
★ダンスの上手さについて
運動神経は良くないですが、かつてエグスプロージョンやEDISONにハマり、ダンスをいくらか見るようになったので思うのですが、ダンスの上手さって、身体の動きもさることながら、本当のところはリズム感で、キチキチっとリズムにあってることが大事なのだと思ってまして。私がなんで、EDISONの中でもまちゃあきさんなんだろうって、以前のブログで相当書き倒しているのですが、迫力のある動きと完璧なリズム感なんですよね。そう、内田さんって、元はドラマーですし、今もパーカッションで魅せてますし、リズム感の塊のような方なので、そりゃダンスも上手いわけです。私の本当に個人的な感覚でしかないですけど、ひとりでできるもんさんの動きと相性が良さそうなので、取り入れてみると、もっと「アッ!」と驚くパフォーマンスになるような気がします。。。
★音源にないイントロとアウトロ・ソロ回しについて
BROADCASTのときよりも、深化してますね。。COOL DRIVEのライブにハマったとき、彼らの何が魅力かって、音源にないイントロやアウトロや展開があることってずっと言い続けてきたんですけど、今回ますますそれが増えて、COOL DRIVE化がさらに進んでることを感じました。COOL DRIVEが活動休止してから、もうそういうライブに出会えないのかもしれないと思っていたので、Kroiちゃんに出会えて、そういうライブをまた味わうことができて、尊くて仕方がありません。
ソロについて、内田さんが「ヘイ」って言ったら終わりなのかなあ、と後から何となく思いました。
★益田さんとべべちゃん
今回はワタグモバトルみたいな企画がなかったからか?この2人が割と出てくる感じがありませんでしたね。益田さんは髪をおろしていたので、Calmeraのあっちゃんのようにも見えました。べべちゃんも前に出てくることがなくて控えめでした。今回はすごく「音楽」に重きを置いたライブだったからこそなのかも知れませんが。。そう言えば、今回はべべちゃんのギターを交換してくれる人がいましたね。関さんのベースも。。
★千葉さんのジャミロクワイ
時々千葉さんのキーボードから、ジャミロクワイを聴いてると良く聴く「しゅーん」って音が聴こえました。あれは何かの意図があったのか、気になっています。
今回はセットも特になく、企画モノもまだなのかなかったので、とにかく「音楽」にフォーカスしたライブでして、その本領を観ることができたのが何より嬉しかったです。これからもまだ進化・深化して行くのが楽しみであります。
この長文を読んでくださった皆様、誠にありがとうございました。
ようやく書くことができて、安心できました(思い出したら加筆するかも!?)。
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