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ひとりぼっちだった頃を思い出した夜


私が作ったプレイリストには
『deep night playlist』
というメンヘラ気質の入った厨二っぽいプレイリストがある。

このプレイリストを聴くと(特に夜に聴くと)
ひとりぼっちだ、孤独だと思っていた時期を思い出す

特に
Gorilla Attack「月」「Gorillaと雨(ヒガシローランドSolo version)」
Dios 「ラブレス」
なとり 「Overdose」

他にも沢山の曲が入っている中、上記の4曲は
暑い夏の夜、寒い冬の東京行きの夜行バスの中で自分を大切にできない頃の自分を思い出す

渋谷のマクドナルドの2階の席から見下ろす多くの通行人。じっとりと暑い店内。

煙草を吸ってキンキンの夜空に伸びる煙。
小さい赤い光が乗った灰が静かに灰皿へ落ちる瞬間。
人混みの中にいるのに、独り

誰かといても虚しさは消えない感覚

よくこのまま消えてしまえたらと考えていたなあ

ラブレスの「どうか抱きしめて1人は嫌」「あなたといたい」「ここにいて」
言える相手もいなかったのに刺さって
孤独で寂しくて倒れそうな日々だった。

ゴリラと雨の「長い長い夜明けを待つ時間」
「排水溝を伝って流れてくる雨、あれが俺らだってあなたはそう言ったね」
自分の存在価値、終わりのない虚無感
そんな絶望感の中で当時の自分、よく生き抜いたと今は褒めてあげたい。

人生はどうなるかわからない
出会う人、変わる環境で
気持ちの持ちようは変わること
どんな自分も大切にしていきたいと
時間が経って気づく。
当時は何もいらない、無くなったら悲しくなるものはいらないと思っていた。自分の気持ちも体も全てどうでも良かった。使い捨ての何かと同じ。どうにでもなれと自暴自棄だった。

本当に大切なものと気付くには時間がかかる

自分の愚かさを思い出させるけど
その愚かさすらも尊く感じるプレイリスト

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