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【失敗談】University of the Peopleの英語授業免除のためにいつまでにスコアを取るべきか?

9月2日からUniversity of the People(以下UoPeopleと表記します)CSのコースで授業が始まる"はずだった"ものです。
入学手続きの進め方がまずかったため、授業開始まで1期余分に待たされることになってしまいました。
他の方でUoPeopleへの入学を検討される方には同じ轍を踏んでほしくないですので、記事作成を決意いたしました。

要点だけ知りたい方へ

①必要資格の取得後に入学手続きをしないと次のtermまで待たされるぞ!
②私のようにとりあえず早めに入学手続き済ませちゃって、後から資格取ればいいだろと思っている人は気をつけた方がいいぞ!

筆者について

日本の四年制大学の文系学部を卒業してから、
紆余曲折あり中小SIerでプログラマをしているサラリーマンです。

University of the Peopleとは?

https://www.uopeople.edu/
かなり格安で卒業できるアメリカのオンライン大学です。
アメリカの大学の学費は日本のものと比べてかなり高いと言われています。私の学生時代のゼミ教授の話では「奨学金をもらえないととても通えないので、みんな夜中まで視力が落ちるほど勉強してる」とのことでした。
UoPeopleでかかる費用の目安は下記の通りで、日本の大学を卒業するよりもかなりお財布に優しいです。

Associate Degree: $2,460(約27万円) ※約2年間の準学士過程
Bachelor’s Degree: $4,860(約54万円) ※約4年間の学士過程

個人的な予想ではありますが、私のような文系大卒のプログラマが社会人になってからUoPeopleでCS学位を目指すというのはどんどん増えていくのではないでしょうか。

UoPeopleの英語授業(ENGL0101)とは?

多くの先駆者様が詳細にブログ等にまとめているので簡潔に説明すると、
非英語ネイティブの学生がUoPeopleの授業についていけることを証明するために受けさせられるコースです。
9週間の授業・課題提出を終えて最後の試験に合格すると無事UoPeopleの授業を受ける資格が与えられる。といったものになります。
時間をとられる上、卒業単位にはなりませんので受けなくて良いなら受けないに越したことはないと思います。
UoPeopleの授業の流れに慣れるために受けるという方もいるようです。

英語授業の免除とは?

そんなUoPeopleの英語授業ですが、いくつかの条件に当てはまる人は免除してもらうことができます。
https://www.uopeople.edu/become-student/admission/for-non-native-english-speakers/

1)英語が指導言語であった教育機関を卒業した人
2)英語圏の大学で少なくとも30単位を取得した人
3)各種英語試験で一定以上のスコアを取得した人

ほとんどの日本人は3つ目の条件での免除を目指すと思います。
身近なものだけ抜粋すると下記になります。

Duolingo English Proficiency Test: 準学士→95点, 学士→100点
TOEFL (PBT):  準学士→57点, 学士→60点
TOEFL (iBT):  準学士→61点, 学士→71点
英検: 準一級

私の場合はDuolingo English Testを受けました。5000円くらいで自宅で受験して、結果も2日くらいで返ってきます。単にスコアが欲しい人はこれ一択なのではないでしょうか。

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実際に私が行った入学手続きの流れ(※失敗例)

UoPeopleの各種スケジュールはこちらに掲載されています。
https://www.uopeople.edu/become-student/academic-calendar/
(ADMISSION CALENDARとACADEMIC CALENDARの2つがありますが、私は後者の存在に気づかず本当に混乱しました。)

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私の場合、下記のような流れで入学手続きを進めていきました。
(以下の日付は日本時間で記載しています)

6月1日: とりあえず登録だけする。
 →UoPeopleのポータルに入れるようになる
7月3日: UoPeopleのポータル上で入学金$60を支払う。並行して、WESに成績証明書を送付してもらう手続きを行う(たしか$260+α)
7月23日: 「英語授業の履修登録してあるから手続きして」とメールが来る
~7月30日: Duolingoに備えてひたすら英語の勉強
7月30日: WESから成績証明書が届いたから書類手続きは完了とメールが来る
7月31日: Duolingoを受験
8月2日: Duolingoの試験結果が届いたのでAdvisorに連絡
→term 2から授業開始です!と連絡をもらい落胆
※UoPeopleは各生徒にAdvisorが一人付くという仕組みがあります。

なぜterm 1から授業開始できなかったのか?

「カレンダーを見る限り、入学手続き(Admission Deadline)は8月12日までだし、コース登録(Course Registration Period)も8月4日までなんだから、間に合ってるじゃん!なんでterm 2まで待たなきゃいけないんですか!せっかく頑張ってスコアとったのに!」
とAdvisorに連絡したところ、下記のような返答でした。

なぜかというと、正式に生徒になった後のタイミングで英語試験のスコアを提出したからです。あなたの授業開始はterm 2からです。落胆することはないですよ!私がサポートしますから!(意訳)

思い返すと、授業料を払った直後に「英語力の証明書があれば出してください」とポータル上に表示されていた気がします。どうやらあのタイミングで提出しないとアウトだったみたいです。
履修登録の期日に間に合ってるんだから、融通きかせてくれてもいいじゃないか...。っと思ったのが正直なところですが、恐らくシステム上の都合でそうはいかないのでしょう。

どうすればよかったか?

Duolingoに約5000円払って受験する以上はできるだけ準備してから試験に臨みたいところ。
入学手続きの期日は8月12日(EST)なので、私の場合はDuolingoの結果が返ってきたタイミングで初めて入学手続きを開始すればよかったと思われます。

もしかしたらそれでも何らかの落とし穴があったかもしれません。
絶対に確実なのは事前にUoPeopleの担当者に相談することです。
下記ページの「Prospective Students & ​Applicants」をクリックして表示されるメールアドレスに連絡すれば回答が得られるはずです。
https://www.uopeople.edu/contact-us/

おわりに

「カレンダーに書いてある日付より前なら対応してくれるだろう。」という楽観的な判断で卒業が9週間遅れてしまったと考えられます。
英文でメールを書くのは疲れるのでついつい避けたくなるのですが、事前に担当者にメールで確認するというのが必要でした。
もしかしたら各種説明資料をちゃんと読めば避けられるミスだったかもしれません。
この記事がこれからUoPeopleに入学を検討している方に少しでも助けになったら幸いです。

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