ひとりにしないで、カムパネルラ
お久しぶりです。最近『銀河鉄道の夜』を読みながら、とうとう血を吐いてしまいました。おそらくマロリーワイス症候群ですが元気です。(何をとは言わないけれど)もうしません。
昨晩は「喉が痛すぎるから他の痛みに気付かなかったけれど食道から胃にかけてがとても痛い。さむくてあつい。寝たいのに眠れない。咳をしても一人。二十億光年の孤独。カムパネルラ、一緒にいてくれ」というお気持ちで過ごしました。でもなんとか生き延びたので勝ち組です。
ところで土曜日、喉の痛みに耐えながら、両親や従兄弟と共に食事をしてきました。毎年両親の結婚記念日に近い土日にお食事をする洋食屋さん、相変わらず馥郁たる味わいのフルコースが素敵でした。(写真はない)
何よりご主人が「今年もありがとうございます」と迎えてくれるのが嬉しいの。ずっと私たち家族のこと覚えていてくれるの嬉しいな。これからも忘れないでほしいな。
帰り道、洋食屋さんの近くでイルミネーションを観ました。それはそれはとてもきれいで、私はその光景を一生忘れることができそうにありません。
去年は降っていた雪、今年は降っておらず、美しい三日月とともに壮麗なイルミネーションを楽しめました。
私ね知っているの。
私好きな人の救いにはどうしてもなれないみたい。それがとても苦しい。そもそも救いたいと思うのが烏滸がましいのかもしれない。自分すら救えていないのに。
だから最近全然元気じゃなかったのだけれど、おいしいものを食べて美しいものを観てリフレッシュできたので大丈夫になれそうです。
今年いちばん嬉しかったのは血を吐いた日、母が「このままで大丈夫」と言ってくれたこと。
やっと認めてもらえた気がしました。もう大丈夫です。
その言葉がずっと欲しかった。一度でいいから、嘘でもいいから、「そのままでいいよ、好きだよ」って言ってほしかったの。他の誰でもないお父さんとお母さんに。
それが叶わないから他の人から散々「好き」や「愛してる」を搾取してきたけれど、全然満たされないの。満たされないと知りながら注がれる愛なんて本当は欲しくなかったの。
でももう大丈夫。
誰かから愛されようとしなくても、過度な食事制限をしたり食べたものを吐いたりしてアニメキャラよりも細い躰を作らなくても、お酒や薬で現実から逃げなくても大丈夫。
お母さんが大丈夫って言ってくれたから私大丈夫よ。ありがとう。
私これからも生きていきます。ちゃんと。
すみっコぐらしの映画が観たいです