クリエイティブな人生を送る ゴキゲンLifeShift 5 異次元の粋人

画像1 3年前に陶芸教室に通いはじめて、めでたく通算100回目になりました。ここまで真摯に「独自の創造」に取り組んで、数々の作品を仕上げることが出来ました。写真はこの教室で初めて作った抹茶茶碗です。
画像2 月見のために作った水盤。このように季節ごとに彩りが変わるのが面白いです。
画像3 教室では年1回、陶友会という展示会があります。コロナで1年ぶりになった今年の出展は「月見る皿」でした。
画像4 色っぽい作品もつくります。岡本太郎先生に触発されて、縄文土器を自分なりに再解釈した「令和の土偶」シリーズ。
画像5 アートっぽい作品に挑戦した「求道学のシンボル」。初の組み合わせ作です。焼くと15-20%縮むのですが、作品によって違うので、こういう組み合わせ作品は難しいです。
画像6 「電気のいらない家電」として作成したスマホ用スピーカーです。今でも毎日使っています。音の広がりが素敵です。
画像7 「陶器のモビール」、発想はシンプルなんだけど、壊れやすい陶器を動かすのが難しくて、師匠に相談したら、「また変なこと言い出して」って感じで笑われた。相方の一字と自分の名前からイメージしてます。
画像8 マンションのベランダがギャラリーになりました。2年目にテーマにしていた「陶芸と盆栽」。「生活で使える芸術作品」は追いかけてる方向性です。
画像9 春の植木鉢。奥村土牛の桜をイメージしています。桜の花が咲いている時は短く、そうでない時期にも春を感じさせる作品にしたかった。
画像10 秋の植木鉢。最初に爪脚をつけた作品。もみじは春の若葉も、秋の紅葉も素敵なので、あまり主張しすぎないような作品にしています。この陶芸と盆栽シリーズは、その組み合わせの完成度が重要で、どんどん変化していく植物と変わらない陶器の関係の変化を楽しんでいます。
画像11 冬の植木鉢。釉薬の多重掛けで冒険をしているけど、一見すると黒で落ち着いている。これも盆栽の梅が咲いている時期と葉だけの時期と、落葉した時期の3シーンを楽しむことができる。
画像12 夏の植木鉢。シリーズのなかでは最大で、更に高さのある藤を植えています。各面に彫刻や釉薬で変化をつけています。これが翌年のテーマ「彫刻と陶芸」につながる試みでした。
画像13 陶芸と盆栽シリーズの最難関だった「苔山の植木鉢」。多数のイメージ画と緻密な設計図のもとに計算で作り出した「自然」。これ陶芸としては誰にも理解されないくらい半完成状態でしたが、土を置き、苔を配置して、毎日水やりすることで「作品として完成」します。作庭家の気持ちがよくわかりました。毎日世話してたので、リモートワークの友人です。
画像14 釉薬の可能性を試している作品。融け込んだ底が素晴らしい変化をしています。これは事前には計算できない。科学と芸術、計算と偶然こそが、陶芸の魅力です。
画像15 3年目のテーマ「陶芸と彫刻」の代表作品である「四季の皿」。二十四節気の文字を絵漢字にして季節感を出している。こちらは「夏」
画像16 「四季の皿、春」。化粧土と釉薬の関係が計算通りに行かなくて難儀してる。
画像17 4年目のテーマとするつもりの「陶芸と印象派」の実験作。モネの睡蓮の再現を狙っています。しばらくは化粧土の可能性を追求することになりそう。
画像18 これからもクリエイティブな人生をゴキゲンに継続できればと思っていますので、今後も深大寺陶芸教室の先生方、諸先輩にはお世話になります。よろしくお願い申し上げます。
画像19 退職記念にいただいたエプロンをして、これからも自分の独自を追求します。

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