泉作陶作品集 モネの睡蓮の皿 太田泉 2021年7月3日 15:39 魯山人の借景見立て「モネの睡蓮の絵付け」。高名な魯山人にアイデアを借り、近景と遠景に絵を描いて、距離感を楽しむ趣向。 工程はかなり複雑です。まず化粧土で色をのせて、素焼き。 その上に深緑の釉薬で蓮の輪郭を描いて、さらにゴスで柳などを細工した。 釉薬は、辰砂ーあずき釉ー藤釉の三度のスプレー掛けで、朝ー昼ー夕方の時間の経過を表現した、結構な大作。 同じ角度の出来栄え。 こちらは朝焼けのピンク 真正面は昼なので、睡蓮の花が近くは詳細に書き込んである。逆に円形は柳が目立つだけ。 こちらは宵闇迫るイメージ。モネはこの時間をとてもうまく切り取る。 背面は夜から朝への移り変わり。 遠景のボケた感じが好きです。 ご愛読いただきありがとうございます。 テーマごとにマガジンにまとめていますので、他の気になる記事も読んでいただければ幸いです。 サポート