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映画激論 「アクロス・ザ・ユニバース」

傑作です。


ビートルズの才能の前に恐れをなす人が多い中で、
ジェリー・テイモアは真正面から果敢に挑み、
ミュージカル映像という「芸術」にして
我々にみせてくれました。


ビートルズ世代に少し遅れた僕でも、
解散後に生まれた世代でも
ジョンの暗殺後に生まれた世代でも
この世界観は共有できるはずです。


「世界を変えるのは、デモや、革命ではない」
学生運動家を前にして叫ぶ思いが、 名曲「イマジン」につながります。


思わず泣いたのは、 最後の最後にかかる あの名曲「All need is Love」の途中にある 「She loves to you 彼女は君を愛してる!」っていう部分。


当時のビートルズのお遊びだったサンプリングが、 映画の中ですべてのピースがぴったり符合するように 使われてます。


その瞬間に、この映画を本当に好きになりました。

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