知恵の本 1冊1P「起業の科学」

画像1 起業における失敗の99%は事前に潰せるがテーマ。アイデア、課題と顧客の検証、ソリューションのフィット検証、製品の検証、スケールの拡大の全5部構成。
画像2 第1章「アイデア」 アイデアとは「社会課題」、どういう課題を解決するかを明確にすること。常識とは異なるスタートアップのやり方で、アイデアを検証する。リーンキャンバスで仮説を見える化する。サイドビジネスで始める。
画像3 第2章 課題の質を上げる。課題が存在する前提条件を洗い出して、カスタマーと課題を一致させること。課題仮説はペルソナ、エンバシーマップ、カスタマージャーニーで行う。ジャベリングボードで前提条件を洗い出して、エバンジェリストにプロブレムインタビューを行う。
画像4 第3章 ソリューションを検証 想定カスタマーと一致した「痛みを感じる課題」を解決するソリューション仮説を作成。カスタマーのUXブループリントを設計し、紙などでプロトタイプを作る。それをユーザーにインタビューする。過程をカンバンボードで見える化。必要最小限のフィーチャー(MVP)に絞り込んで、解決策を「30秒のエレベーターピッチ」にまとめて明確化し、ユーザーの経験全体をUXブループリントにする。それをベースに紙でプロトタイプを作る。必要に応じてツールプロトタイプを作る。
画像5 起業の科学だけでは章を渡って紹介されるツールがある。代表的なのが「リーンスタートアップ型モデル」、懐かしい。 スタートアップらしく改良されており、仮設課題をPLA-Aにして、徹底的に「カスタマープロブレムフィットをすることが推奨される。
画像6 第4 章人が欲しがるモノを作る。Product Market Fit 実用最小限の製品(MVP)を市場に投入してユーザーニーズの有無を探る実験を行う。アジャイル開発手法のスプリントを利用して、ユーザーストーリーを一つずつ、AARRR海賊指標などで計測する。UXの各段階の水漏れを計測する。ここから「プロダクトはカスタマーに愛されているか?」についての定量的な証明を得る。更にMVPカスタマーインタビュー等で定性的な発見をする。 これらによりPMFが達成出来たかを判定する。YESなら次のステージへ。
画像7 第5章 スケールするための変革 目標は「顧客が増えれば、利益が増えるスキーム」これをユニットエコノミクスの健全化という。「顧客一人当たりの生涯価値」と「顧客一人当たりの獲得コスト」を比較してプラスにすることだ。そのためには本業の売上と広告なしのオーガニックな顧客獲得コストと有料広告手段を使う顧客獲得コストを正しく計測する必要がある。このユニットエコノミクスが成立すれば、スタートアップはスケールする最終段階に入るt
画像8 起業の科学を4つ視点でまとめた図。カスタマーの視点、オペレーションの視点、人材と組織の視点、財務の視点で各章の取りまとめをしてある。

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