50歳50冊 おいしい関係 槇村さとる
夢に向かって一生懸命になる勇気をくれる
人生の50冊 マンガ編 ベスト5
槇村さとるが描く、夢に真っ直ぐに向かっていく主人公が好きだ。
彼女たちを無性に応援したくなる。
ダンシング・ジェネレーション、NYバードの愛子からも、
リアルクローズの天野からも同じように、純粋な夢のエネルギーをもらう。
そしてシェフを目指す「おいしい関係」にはもうひとりのヒロインがいるのが素晴らしい。
千代ばあと呼ばれる80歳を超える先達だ。
その叩き上げの和食の鉄人から、主人公 百恵は料理の魂、人生の生き方を学ぶ。
それは「料理道」とでもいうべきものだ。
「道」を目指す同じ仲間として、若い主人公と先達の交流が丹念に描かれていることに感動する。
「この世の中に世代を超えてコミットすることほど素晴らしいものはない」
千代ばあの台詞にグッとくる。
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